シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

母親幻想 その2

もう一つ、母親を思った時に強烈に襲ってきたイメージ。
 
薄暗い部屋で、独り背を丸めて、孤独にさいなまれている人。
 
 父親が先に死んだら、母親は一人で、孤独で、こうなる?!
 わたしが何とか助けなきゃ!  な切迫感。
 
数週間、「この絵は何なのだろう?」と考えてきましたが、
これは、母親ではなく、「私自身」でした。すり替えていたようです。
孤独で寂しいのに身動きとれず、固まっているのが、「今の自分」なのか、「インナーセルフ」なのか、
「将来の不安像」なのか、はっきりしませんが…たぶん、これらが入れ混じったもの。
 
 
このイメージで出てきた孤独って、
「親が孤独で苦しくても、知らん。」 の前に、私がどうこう出来ることじゃない。
「一緒に暮らして世話すれば、孤独が癒える」とか、処方箋がある問題ではないので、
もし、私が何とかしてあげたいと思っても出来ないこと。
本人にしか解決できない類のもの。
 
 
このイメージ映像の姿って、「人と接する機会を増やす」とか、「心を開ける場所や人を見つける」とかでは解決できない、根っこの部分にある”孤独感”と、それにつかまってしまったらどうしようという恐れの図じゃないのかな、という気がしています。
 
これとの折り合いの付け方をクリアできたら、一種「悟りの境地」でしょうね・・・。
 
 
とにかく、「母親の孤独をいやしてあげなくちゃ! と心の奥底では強く思っていた」のじゃなくて良かったです。