上手く言葉に出来ない”感じたこと”が一杯ある本です。
著者の母親が特に強烈で、表面的には私の親とは違うタイプなのですが、根は同じ。
支配対象としてしか見ていない。
びっくりしたのは、著者が母親に、「中絶したことあるのか」しつこく聞かれる話。
私と似た体験している人いるんだ、と親近感湧きました。
私は父親に言われました。
最初は、「中絶なんかしたらいかんよ」
次の時は「中絶なんかしとらんやろうね」
その前から、「健康な男女が結婚したら子供が出来るもんだ」とも言っていました。
彼の中では、私に子供がいないのは中絶したからだってことになっていると確信しています。
兄嫁に対して、事実無根の妄想を根拠に悪口言っているのを何度も聞いているし、他の話でも、私が必死で否定&説明しても無視して、自分の妄想を事実として話をされた体験があまりに沢山ありますから。
もう一つ。
東日本大震災の時、安否確認で数年ぶりに電話したら、それまでの絶縁状態は全くなかったかのような話しぶりだった母親。
あれま、うちといっしょ。
安否確認の電話の後、復縁できたとでも思ったのか、連絡してきたのも同じ。(著者は無視してました。私もシカトしました。)
自分に都合の悪いことは無視すれば、なかったこと、ないことに出来ると思っているんですね~。
著者は、(少なくともこの本出版時は)親とは絶遠していました。
精神科医にも、「とにかく離れるように」(という趣旨のことを)言われていました。
やっぱり離れるしかないよね、と思ったし、
それでも孫の誕生を祝ってもらえたらっていう気持ちもあって揺れたりも共感できて、
私と似た気持ちの流れで生きている人がここにもいるんだな~と先行く仲間を見つけた気持ちになりました。