シンプルライフへの遠い道

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母と娘はなぜこじれるのか  斎藤環編著

精神科医斎藤環さんと、5人のゲストとの対談集。
 
ゲストは母娘問題の当事者や、私の大好きなカウンセラーの信田さよ子さんなど。
 
 
私自身、父親に対しては、早くから「離れる罪悪感」はなくなっていたのに、なぜ母親には罪悪感と言うか、居心地の悪さが残るのかな? と疑問でした。
 
一緒にいた時間が長いから?
父親に比べ、楽しい時間の共有もあったから?
女同士共感できる部分もあったから?
 
      自分なりに考えてはいたものの、「これだ!」という答えは見つかっていませんでした。
 
 
この本を読んで、同性ゆえに絡め捕られてしまうシステムがあるようだ、と分かってきました。
(システムの全容はまだ見えていません)
 
自分がそのシステムの罠に引っ掛かっているだけなら、
この微妙に残る罪悪感も、特に気にする必要はないのかも、と思えてきて、ちょっと楽になりました。
 
今は、母親への罪悪感、借りがあるという感覚はかなり減っています。
ワンコのおかげです。
 
手間暇お金をかけて世話をしているからと言って、わんこが飼い主のいじめに耐えなくてはいけないのか?
気が向いたときしかかまってもらえないのに、飼い主大好きでいなきゃいけないのか?
 
すべてわんこが決めることで、飼い主が、「こういうことをしてやっているんだから、○○な反応をして当然だ」と押し付けていいことではないし、押し付けられることでもありません。
 
自分に当てはめると判断が出来なくなることも、こうしてわんこに置き換えるとすぐにわかります。
 
 
娘が母親に対して持つ罪悪感の正体はもう少し掘り下げたいと思いました。