シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

Sさんの理論

嫌いな人の思考回路が自分なりに解説できないと余計ストレスが溜まる私。
気に入らないなりに、「こういう人なんだ」と納得したい。
Sさんはずっと謎の人でした。
 
Sさん・・・どうやらその時の自分の気持ちだけ、なようで。
保身や計算がない・・・必要性を認識していないのが不思議でした。
そのくせ自分の思い通りにしようとする。責任は他人に押し付け、仕事はサボり、好きなシフトを取ろうとする。
 
社長の了解なく、出勤時間を早めようとしたこともありました。
私が、「了解取らないとダメですよ」と言うと、「そう?別にいいんじゃない?」でした。
私と同じシフトの時だったので、「私も同罪になるから絶対ダメ!」と阻止しました。
前の職場では実行に移して、経営者に怒られたと・・・怒った経営者に文句を言っていました。
お金を払うのは誰か考えなさいよ。
 
産休明けで少しずつ復帰する同僚を交えたシフトを組むのも、当事者には希望は聞いたものの、シフトを社長から任されている裏店長や、薬剤師のトップの管理薬剤師さんには全く相談&報告なく、独りで勝手に決めたと知りました。
社長への報告は、復帰する同僚に「あなたの希望でこうなりましたと報告しておいてね」と押し付けたとか。 オイオイ。
 
裏店長からにらまれて、結局退職した人が何人もいるのは知っているはずなのに、裏店長に話通さないのは不思議。
ないがしろにされて黙っている裏店長ではないので、大声で怒りをぶちまけていました。
 
 
私以外の同僚にも言いたい放題の暴言ぶりなのに、
「別に好かれなくてもいい。私は好きに発言する。」という考えでもない。
「仕事の話はしても、雑談には入れなくて、疎外感を感じている。寂しい。」と言います。
 (あなたと積極的に話したい人がいたら、お目にかかって理由を聞きたいよ)
  =自分の言いたい放題をそのまま笑顔で受け止めた上で、楽しく会話に入れてよ らしい。
 
相手にとって嫌なことを何度も言えば、嫌われて、雑談に応じてもらえなくなるという自然の流れも理解していないようです。それどころか、どういうことを言えば嫌がられるかも理解していません。
 
総合すると、幼児のまま、という結論になりました。
成長するにつれて、自分の言動のメリット・デメリットを考えて、言動を制御するようになりますが、
Sさんは、それがない。
 
面倒な仕事はしたくない、でも、無責任と周りから評価され、疎外されたくないからやろう。
 
思ったまま言ってしまいたい、でも、相手が傷ついたり、怒ったりすると、反撃されて自分が傷ついたり、嫌われて悪口言いふらされたり、嫌な目に遭うかもしれないし、友達も減るかも。
                     それは嫌だから、言わないでおこう or 言い方を工夫しよう。
 
権力握っていて、うるさい人には逆らわない方がいいな。ここは大人しくしておこう。
 
こういうのがないです。
大人しく、でも、好き勝手やっています。
多分、私の父親と同じで、本当の意味で、他人がこの世にいないのだと思います。
自分と同じように気持ちも都合もあって、それぞれの人生を生きている人たちが、日々選択をしながら生きている、ということが分からない。
ぼんやりとその辺に存在しているような、存在していないようなものたちなのかな?
だから、好き勝手やって相手を不快にすると、それが自分に返ってくるという実感がないようです。
おそらく、「自分にとって不快な他人の反応」は、自分の言動のお返しではなく、「たまたま夕立に遭った」ような認識なのでしょう。
 
 
Sさんがどうしてこういう思考回路なのかは分かりません。
抑圧的で威張り散らしていたというSさんの父親の悪影響かもしれません。
・・・余りに大きすぎる恐怖や不安を避けることだけに集中してしまい、周りが見えない。(周囲に目を向ける能力が育たなかった?)
 
原因は分かりませんが、現状は自分なりに解説が加わって、ちょっとすっきりしました。
 
・その場の感情だけで動く
・認知機能低下状態
 
これが彼女をやり過ごす助けになりますように。