シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

引き際を考える その2

夫にこの悩みを相談したところ、
「まだまだやれる」と思っている時に辞めるしかないね、と言われました。
 
アスリートでも、周囲は、まだまだ活躍できるでしょ、と思っているのに引退する人がいる。
その人の中では、「自分のピークは過ぎた」と感じるものがあるのでしょう。
 
逆に、年齢からくる体の衰えを他でカバーしたり、活躍の舞台を変えたりして、現役を続ける人もいる。
でも、これは、自分の状態を冷静に把握して、「自分にふさわしい居場所はここ」と移動できる人。
自分の中で、「ここにいるには、このラインより上でないとダメ」と「自分は今このあたり」を自覚し続けることが出来る人。
こっちは難しいと思います。
 
「何歳からが老人だと思いますか?」のアンケート。
年が上がるにつれて、答える年齢も上がるそうです。
以前は自分が「この年なら老人でしょ」と思っていた年齢になっても、その時には「まだまだ老人じゃない」と思っていることになります。
自分に「老人」のレッテルを貼るのは厳しくも辛いこと。
定年のない職場の引退もこれと同じですから、老いを受け入れて、身を引くことが出来るのは少数派だと思います。
 
衰えは緩やかだろうから、自分が自覚して身を引けるとは思いません。
 ・自分で定年を決めておく(そうやって惜しまれつつ去っていた同僚もいました)
 ・衰えを実感する出来事があったら、すぐに辞める。下手に様子を見ない!
 
このくらいかな・・・。
 
役立たずの老婆がのさばっているなんて陰口叩かれて、それにも気づけずにいるなんて、
哀し過ぎます。
生活のために働かなくてはいけないなら、陰口上等!とクビになるまで居座りますが、
そうでないなら、私は、出来れば惜しまれつつ、せめて、「微妙に衰えつつあったね。もうちょっとはやれそうだったけど」くらいで身を引ける人間になりたいです。