シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

わたしは千年生きた  リヴィア・ビトン=ジャクソン著

ホロコーストを生き延びた方の手記。
13歳の時、アウシュビッツに収容され、一年ほど収容所生活を送った様子がつづられています。
 
戦争体験記も、ホロコーストは読めても、「沖縄戦」とか、「日本軍が中国で何をしたか」とか、自分に近い物には手を伸ばせずにいます。
 
生き延びた人と、亡くなった人を分けたもの・・・偶然と、とっさの判断と。支えてくれる人がいるかとか、ちょっとしたことなんですよね・・・。
 
他のホロコーストの本を読んだ時も思いましたが、どこにでも、思いやりのある人もいれば、酷薄な人もいるんだと改めて思いました。
自分は、こういう極限状態に置かれたとき、思いやりを持ち続けられるかはなはだ怪しいです。