2013-09-25 わたしは千年生きた リヴィア・ビトン=ジャクソン著 ☆言葉・本☆ ホロコーストを生き延びた方の手記。 13歳の時、アウシュビッツに収容され、一年ほど収容所生活を送った様子がつづられています。 戦争体験記も、ホロコーストは読めても、「沖縄戦」とか、「日本軍が中国で何をしたか」とか、自分に近い物には手を伸ばせずにいます。 生き延びた人と、亡くなった人を分けたもの・・・偶然と、とっさの判断と。支えてくれる人がいるかとか、ちょっとしたことなんですよね・・・。 他のホロコーストの本を読んだ時も思いましたが、どこにでも、思いやりのある人もいれば、酷薄な人もいるんだと改めて思いました。 自分は、こういう極限状態に置かれたとき、思いやりを持ち続けられるかはなはだ怪しいです。