シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

イライラの理由

私はわんこにべったりです。で、
 「今の子が元気なうちに、もう一匹飼ったら?」とか、
 「ペットロス、心配ね。」
と言われることがあります。
 
飼い主仲間に言われても平気なのに、職場のSさんに言われるとイライラ。
 
裏店長は、正直、人としてどうよ?と思う時もあり、同僚としても警戒する部分がありますが、飼い主として話すときは違和感ないです。お互い単なる犬バカ仲間な安心感。
単にSさんが嫌いだからでもないようです。
 
 
Sさんにだけイラつくのは、私が彼女を飼い主仲間と認めていないからだと分かりました。
ペットに幸せでいてほしいとか、ペットの苦痛を少しでも和らげたいとか、そういう目線で話しているのを聞いたことがありません。
それなのに、自分は立派な飼い主と思っている話しぶりに腹が立つのです。
 
 
「私はこれまで猫を何匹も見送って慣れてるけど、あなたは初めてらしいし、大変よね。大丈夫?」
と上から目線口調で言われると イラッ ムカッ
 
年に何度か海外旅行に行ったり、お気に入りドラマのDVD Boxを買う経済力があるのに、
「もう助からないと分かっていたけど、苦しそうだから、わざわざ病院に連れて行って、点滴してもらったの。一万円もかかったけどね。まぁ、仕方ないわよね。」
と、”私は偉い飼い主”な感じで(こう思うのは私の偏見も入っているでしょうが)胸を張って言われても・・・。
 
何匹も猫を見送ったから慣れた、というのにも私とは感覚が違う、と違和感を感じました。
私はこれまで片手で足りないくらいのペット(小動物)を見送ってきましたが、それぞれに哀しかったし、喪失感もありました。
犬と猫は違うのかもしれませんが、愛猫家の友達は、猫ちゃんが旅立った後、しばらく落ち込んでいたよな・・・。
自分の親が好きだったら、「母親を見送った経験があるから、父親が死んでも大丈夫」にはならないと思います。
 
 
相手(ペット)の気持ちを考えていないのに、自分はちゃんとした飼い主と思っているように感じるため、
私自身、気持ちを尊重されずに育った家庭の嫌な思い出と、
子供を愛して大事に育てたと信じ込んで胸を張っている両親と、Sさんが重なって、
余計嫌悪感を掻き立てられるようです。
 
 
価値観が違うだけでなく、トラウマが甦るので、Sさんとはペットの話はタブーです。