シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

不幸病

ウマの合わない同僚のことは、仕事上は「手伝いか何か」と思うことにしたら、彼女のダメなところも気にならなくなりました。不思議です。恐るべし、自己暗示の力。
 
彼女は忙しくなるにつれて、どんどん足手まといになっていきます。 
疲れて仕事が遅くなるのは誰でもそうだし、理解できるのですが、現場をかき混ぜて邪魔するのです。
 
別の患者さんのところに必要書類や薬を入れたり、
半分に割らなくていい薬を割った上に、違う薬と混ぜたり(分別にすっごく時間がかかりました)。
自分の仕事が終わっていないのに、「終わった」ことにしたり。
回らない頭で適当なことをするので、私の負担が増すばかり。
自分で始末をつけてもらおうと指摘すると、そこでトラップされて、時間だけが過ぎる始末。
あまりプレッシャーをかけると、今度は裏店長を通じて、「苛められている」と社長に言いかねないので、はっきり指摘するのも気が進みません。
 
以前はこれにイラついてブチ切れていましたが、ここ数回は不思議とイライラも怒りもありませんでした。 
仕事では「同僚」と思っていないからです。
 
 
 
 
しかし! 彼女の世間話にはイライラ。
いちいち気分が下がることを言うし、今持病悪化中のAさんの悪口ばかり言うし、一緒にいると瘴気を当てられて気分が悪いです。
 
これは母親と同じ性格なのですが、と「不幸病」と名付けました。
一言でいえば、「自分より相手が不幸でないと気が済まない病」
         「私は悪くないのに大変な目に遭っている病」
 
他人を細かくチェックして、○×つけないと気が済まない。
自分と同じ価値観でないと許容しない。場合によっては、「好きな果物」など、単なる嗜好まで批判の対象に。これも、何でもいいから他人を批判して、自分は少しはましと思いたいから。
 
私にとって不快な(おそらく多くの人にとっても不快な)反応がやたら多い。
底意地の悪いことを言って、しらけさせる母親にそっくりです。
私が楽しそうだったり、小さな幸せを手にしたりするのが許せないので、ネガティブなことを言って少しでも幸せを汚そうとする。 
 
虎の威を狩るキツネタイプ。自分の意見としてではなく、「裏店長も○○と言っている」とよく言います。
母親は、「お父さんが○○と言っている」と言って、従わせようとするのが十八番でした。
 
 
どうしてこうも嫌なことばかり言うのか、
なぜ責任逃ればかりするのか、
なぜ自分勝手な暗躍を平気でするのに、その自覚がないのか、
これも、「不幸病」と考えると、ぴったりピースがはまって、頭の中がすっきりしました。
 
早退させてもらうために友達の授賞式に呼ばれた話をしたら、しつこく会場を聞くこと。聞くこと。
(賞は新聞に大きく載ったので、賞自体は”それ相応のもの”と分かったみたいです)
会場を聞くのは単なる好奇心なのでしょうが、「大した場所じゃない。」とか、「もっと格式のあるホテルでやるのかと思った」とか、「あそこは狭くて料理もまずい」とか、あれこれ言って、友達を祝う気持ちを汚されそうで教えませんでした。
実際にそうするかではなく、そういうことを言いそうだ、と私が思っていることが、私にとって彼女が不幸病という証拠です。
 
 ・・・・私が納得できればいいレッテルなので、客観的な証拠は要らない~