シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

小さな暮らしのすすめ その2

地球環境破壊、資源の枯渇、実際にモノを処分するときの自分の大変さ、貧困や飢餓で苦しんでいる人が大勢いる中、豊かに暮らせているありがたみを行動で表すなら・・・など考えると、私は「小さな暮らし」にシフトしたいと思っています。
 
山積する社会問題を知ると、一庶民から抜け出して、政界に打って出る(世の中を変える)、NPOに参加(草の根運動から)、活動している人の応援団の一人になる(寄付や人手がいるときだけのお手伝い要員)など、活動しようと思えば、色々あるのも分かるのですが、正直そこまでは・・・が本音。
 
一庶民として出来ることと言えば、
知るのが怖いからと、現実から目を背けて情報を遮断するのは止めよう
 (結果的に、自分は世界の人数割り分より多くを受け取っているのだから、その責任として)
 
資源やエネルギー・食べ物の浪費を慎もう
 
この二つになるのかな、とこの本を読んであらためて思いました。
 
 
私が知って、心を痛めたところで、世界がすぐに変わるわけではないので、自己満足かもしれませんが。
 
でも、日本の貧困についてのTVを見て、生活保護の人もさまざま事情があり、保護を受けるときの葛藤があることを知って、職場に生保受給者の人が来ても、自然にほかのお客さんと同じ対応が出来るようになった気がします。
(保険の番号で、医療関係者には丸わかりなのです)
以前は、「生保の人だからって、対応が変わっちゃいけない!」と変に緊張するときもありました。
実際、後ろめたさの裏返しなのか、些細なことで切れて、怒鳴りだす人もいれば、
逆に、こちらは福祉から代金は頂くのに、「無料にしてもらってすみません」と、すごく小さくなってしまう人もいます。
 
自然にスルーされることで、「別に今の自分でいいんだ」と思える人が一人でもいたら、私が「知ったこと」に意味があったってこと。(と思いたい)
 
知ること、で、「自分は恵まれている」と知ることもあるし、
「自分は心が貧しい」と分かることもある・・・自分を知るためにも、心が潰れない程度に、情報を消化していけたらいいと思います。
 
 
浪費の自粛は難しいです。でも、この本でいくつかヒントをもらいました。
何となく買って、なんとなく捨てるんじゃなくて、
「これ、喜んで買ったけど、出番少なかったな~」と反省すれば、次は同じ失敗をしないかもしれない。
お買いもの・生活しながら学んで、次に生かせばいいんですよ、と言っている人がいて励まされました。
 
食材を捨てることは殆どないですが、無駄は多いです。
「賞味期限切れちゃう~」と一品増やして夫婦で太ってる。これも浪費。
 
 
小さな暮らしへのヒントはたくさんありますが、あれこれ手を出すんじゃなくて、一つ二つずつやってみるのも、「丁寧な暮らし」「本当の満足できる”小さな暮らし”」への大事なノウハウなのかも。
無理せず取り組んでいきたいです。