シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

老後に本当はいくら必要か  津田 倫男著

老後の生活は、今から私の心配事。
 
根本の問題は、自分がACだから。上手く、他人に頼ったり、制度を利用したり、ある程度は諦めたりできる自信がないから。
 
今は、経済的にも割と安定していて、微熱などの不調はあっても、日常生活は送れる体。
何かあれば、夫を頼ればいいし、自分の判断力にも自信はある(正しく判断できるかは分から ないが、判断力が衰えてはいない、という意味で)。
それでも、人付き合いは苦手だし、たとえ自分がお金を払う側としても、何かしてもらうのも苦手。
そんな私が、心身衰えて、夫とも死別したら、どうするのよ!!  と不安ばかりが育っています。
 
で、この手の本にも手が伸びます。
 
 
精読はせず、ぱらぱらと流し読みでした。
 
中流以下の庶民が、あれこれ金融商品に手を出しても、儲かる仕組みにはなっていない。
老後に○円あれば安心という目安もない(将来の経済状況、社会情勢は全く読めないから)
あれこれ思い悩んでもしょうがないよ!何とかなるさ!
 
と著者は言っている(と私は受け取りました)
 
確かに、ちょっとは財テクしなくちゃと債券買って、損もして、トータルでもトントンだったしな~。
価格の変動に気をもむストレスを考えたら、普通預金に置いておく方が自分に合っていると分かった去年でした。
 
今のご時世、金利もないと同じくらいだし、手持ちのお金を増やそうとするより、
手数料数百円を払わなくていい方法をとる(ネット振り込みなど)とか、
よく使うお店のポイントためる方とか、
欲しい家電が底値になるタイミングを待って買うとか、
そもそも不要なものを買わないとかの方が、余程財産増やすことになるんですよね・・・。
 
財産はある程度あった方がいいけど、一人5億円貯めておけば、安心老後です、と言われてもどうせ貯められない(--;
 
それよりは、健康年齢(介護や介助なしに一人で自活できる体調を維持できている年齢)を伸ばすべく、健康管理に気を付けて、ウォーキングやストレッチでもやるほうが余程老後は安心、なのかも。
長生きしても、最後まで自活できて、ぽっくり逝ければ、最低限の火葬・遺品の処分、後始末してくれた人へのお礼に300万もあれば足りると思うのです。
 
私の場合は、「結局は人とのつながりです!」と言われても、今、お付き合いを広げるのは無理です。そのストレスで病気になっちゃいます(^^;
今、利用できる制度を必死に調べても仕方ないですし。私が利用者になるころには全く違う形になっているでしょうから、「今はこういう制度が出来つつあるんだ~」程度の情報を得て、安心できれば十分。
 
今は、少しでもACな生きづらさから回復するように努力を続ける
    体調管理に気を付ける  
    無理のない範囲での蓄財(でも、投資はしない)
 
結局、地味だけど、この3本柱が私の老後の安心策だな、と思わせてくれた1冊でした。