シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

通じない会話:一人脳内会話

父親の病気の知らせが来て、またあれこれ考えていたからか、思い出した事件一つ。
 
学生の頃、両親と三人で一泊旅行に行きました。
その夜は、確かに私は少々飲みすぎました。
翌日、私が風邪を引いて、熱が出て、しんどくなって困っていたら・・・
 
父親は、例の大喜びの嘲り口調で、
 「二日酔いやろうが!!わっはっは!」
 
「違うよ、熱もあるし、風邪だよ。」と反論しても、全く通じない。
(たとえ二日酔いだろうと、目の前て苦しんでいる相手に向かって嘲る神経が分からない)
 
この会話の不成立は何なのだろう?
彼はいつもこう。一人脳内会話で終わり。
 
 そもそも、彼と本当の意味で会話が成立したことがあったんだろうか?
 
あったか、なかったか、で言えば、ありました。
でも、「会話が成立している場合と、不成立の場合のどちらが多かったか」で考えると、不成立(彼が一人脳内会話)が殆ど。
今すぐいくつも例を思い出せます。
 
彼は、会社でも自分より下の者と会話できていたんだろうか? とすら思ってしまいます。
 
 
この記憶に母親は出てきません。じゃあ、母親は無罪かというと、そうではない。
この場合、黙っていた=父親の味方をしていた だから。
母親は中立を保っていたつもりかもしれませんが「父親の黙認」にしかなっていません。
 
やっぱり、父親とは会話にもならないよな~
母親は、父親がおかしな反応をしても、黙認だよな~
結局私の主張は無視され、人としての尊厳を踏みにじられて終わるのですよ。
 
これは、経験しないと分からないと思います。
  通じないもどかしさ。
  自分の言葉をそのまま解釈してもらえない無念さ。
  勝手に決めつけられ、(大抵は)嘲られる怒り。
  言葉を変えても、聞く気の全くない相手への憤り、無力を思い知るくやしさ。
 
父親のこの会話不成立にだれか名前を付けてほしい。
   妄想会話だから、精神疾患
   自己愛人間は、会話不成立人間なんだろうか?それなら人格障害
   これはDVやモラハラとはちょっと違う気がする。
 
単なる性格とするには余りに歪んでいます。
 
この通じない相手に育てられた割には、私はまともだわ・・・とまで思ってしまいます。