シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

父の酒代

そういえば、小・中学生のころ、母親が父親の酒代が月に2万はかかると言っていたな~と思いだし、ネットで当時の物価を調べてみました。
今の物価だと4万円くらい。
でも、私の記憶している父親の酒量だと、今の価格換算で2~3万。・・・??です。
昔は、ディスカウントショップもなかったし、私が思っているより飲んでいたのかな~
裏口に瓶ビールのケースがいつも2個は置いてあったし、一升瓶5、6本配達してもらっていました。
 
父親は、子供の教育費がかかるから、ずーっとゴルフを始めるのを我慢してきたと何度も言っていました。
「いくら働いても、(お前たちにお金がかかるから)生活が大変だ。」も口癖。
 
でも、今の物価換算で、毎月3~4万分酒を飲んで、純粋に好きに使える小遣いを毎月3万くらいもらって、3年ごとに車を買い替えていたんだから、何か違うな、と思います。
今は家計を預かっているので、余計思います。
夫が同じようにお金を使っていて、「自分はすごく我慢している。」と言ったら、怒ります。
酒代減らして、やりたいことに回せば? です。
 
父親は、バブル崩壊まで、会社の経費で楽しく飲み歩いていたのも知っているし、やっぱり何か違う。
 
 
子供が3人いたせいで、経済的には親はかなり我慢して暮らしてきたと思い込まされていたけれど、現実は違ったようです。
確かにやりくりに苦労したとは思いますが、
 「好きなお酒も我慢して、お昼ご飯も値段だけで安いものに決めて、新車が欲しくても10年乗り潰して、スーツもよれよれになるまで買い替えず・・・」
というレベルの我慢をしてきたかのように父親は語っていたけれど、実際は、
 「ゴルフができなかった。高級車は買えなかった。」
レベルだった。
 
 
騙された気がします。
多分、父親は本当に自分は極限の我慢をしてきた気持ちでいるのでしょう。
自己愛人間な彼は、自分が最優先で最上の待遇を受けて当然と思っているのに、
家族のためにと我慢してきたのですから。
バブル時代に、建設会社にいながら、「やりたいけどゴルフができない」のは辛かっただろうな、とは思います。
 
 
こうやって冷静に考えると、 親の自己申告は無視すべし  に今回も行きつきます。
誰でも払った犠牲は大きく申告しますが、何だかがっくりです。
 
長年騙されていた自分が悔しいです。
「色々なこと我慢して、育ててくれてありがとう。」と思っていたけれど、事実と申告が全く違うじゃないですか。
そもそも、「親に愛されていた」という根本で騙す人たちなので、どうしようもないのですが、
でも、現実を見ると、やっぱり悔しい。
 
あの不当に感じてきた「苦労かけてごめんなさい。」な気持ちを返してほしいです。