シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

もたない男  中崎タツヤ著

漫画家さんのエッセイ。
タイトルから、シンプルライフの参考になるかと図書館で借りましたが、ちょっと違ってました。
でも、面白かった。
 
ご本人、私と対極の「捨てたい病」
単に持ち物が少ないとか、いらなくなったものは値段やこれまでかけた手間などにはこだわらず捨てるとか、そういうことだけではない。超えています。
気になったら、とにかく捨てる。
 
文庫本を読みながら、読んだページを破り捨てていく。
ボールペンのインクが減ったら、本体も削って短くする。
オートバイの泥除けを取り外して捨てる。
「ちょっと病気」な域です。同僚がこうだったら、本人が自分の物にだけそうしていても、居心地悪いかも(^^;
 
でも、「自分は困ってないし、(奥さんにはちょっと迷惑かけてるけど)他人には迷惑かけてないから、この自分でいいんだ。」と納得していて、何だかいいな~と思いました。
 
 
気が付くと自己否定感に漬かっている私には、
 
この自分でいいのかは、(他人に大きな迷惑をかけていなければ)自分で決めて、
自分で結果を引き受けて、生きていけばいいんだな~
 
の見本を見た気分です。
 
はたから見たら、ちょっと変わり者だとしても、
社会のルールの中で、淡々と生きていけるなら、
引け目を感じる必要も全くないんだな~。