シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

買い物病考

窓回りを一新したり、ちょこっとずつ家を整えています。
 
整理を始めるとネックになるのは買い集めたモノ。特に手芸関係。
以前買い物病で買い集めた化粧品は使ってしまったし、服も、寄付したり、捨てたりして減りました。(バッグ以外)
残る問題は、食品・消耗品在庫と手芸関係。
 
食品・消耗品は着々と減る→一気買い を繰り返していて、要改善ではありますが、
食品は二か月、消耗品は半年も経てば在庫整理がつく程度です。
 
残るは手芸関係。本当に「一生分」あります。
買うときは、選ぶのが楽しくて、気に入ったものを「まぁいいか」で買ってしまうのですが、
結局在庫を寄付したり、捨てたり、友人にもらってもらったりしています。無駄だ・・・。
 
買う理由は自分なりに解釈がついています。「愛情飢餓感
心の穴を物で埋めようとしているのです。
心の穴が見えないように、「やること(制作対象物)」を作って、ちょっとでも楽しい時間で埋め尽くしたい、というのもあるのだと思います。(買うだけでなく、作るのも楽しんでいますから)
 
いつもはここで、「大丈夫と言い聞かせて買い物をセーブしよう」と決心し、
           月の予算を決めてみたり、
           ○個完成したら1個買ってよい、とマイルールを作ってみたり、
           何か欲しくなったら、在庫一覧表を見て現実を見てみたり してきました。
 
それなりに成果はあるのですが、根本解決は遠いです。
 
 
もう一つ、自分を大事にしていないのもあるな、と思います。
 「安かったから」と気に入ってはいるけれど、定価では買わない程度の気に入り度の物を買う。
 本当は高いものが欲しいけれど、「欲しい度」がそれよりちょっと低くて安い方を買う。
 
自分は、本当に気に入って、すごく欲しい上質の物は手にする資格がないと思っているかのようです。(母親からはずーっとこの扱いを受けてきました。)
その辺の安いもので暇つぶしすればいいでしょ」な感じ(母親はここまで酷くなかったですけど)
 
これまでのように、いい加減な気分で、自分に適当なものを与えるのは止めよう。
これまで買ったものは、「○○を作ろう」とか、「デザインがすごく好き!」と思って買ったものばかりですが、 「本当に100時間以上かけて作るほど好きなの?」とか、自分の時間や生活も大事にする視点が欠けていました。
「廃盤になったら困る」とか、「セールだから」とか、「送料考えるとついでに買っておこう」とか、そういう理由が多かった・・・。
届いたら満足して、大事にしまいこんだままです。
  
 
手芸教室では、一年がかりで一つ作ります。
なので、色々と好きなデザインはあっても、
 「デザイン候補1に合いそうだから」
 「デザイン候補3には必ずこれを使いたい」
などと自分に言い訳して材料を買いあさることはしていません。
作ると決めたデザインに使うものだけ買っています。
一年後に、同じ気持ちでいる保証はないし、教室も辞めているかもしれないから。
 
 
他の手芸関係も、同じ視点でいけば、
「その時一番作りたいものを、値段に関係なく買えばいい」のです。
自分の気持ちも、制作中の楽しさも一番大事にするやり方です。
 
正直「廃盤」は厳しい課題です。
次はこれ~と思っていたものが手に入らなくなる、となると・・・溜め込み大好きな私には、超えにくい課題です。 
これも、海外のオークションを探せば見つかる確率が高いことが分かったので、
「本当にどうしても!だったら、根気よく探せば見つかるだろうし、無理だったら縁がなかったと思えばいい。」と少しだけ気楽になりました。
 
それでも諦められないようなものは、一目惚れ度で自分で分かります。
自分に言い訳せずに、何の迷いもなく買って、後悔も一切なし、なのです。
 (う~ん、本当はこういうレベルの物だけ買えばいいんですよね…)
 
それに、次々新商品が出るので、杞憂なんですよね・・・実際には。       
 
 
これまでの我慢路線ではなく、
    本当に自分を大事にするために、ちょっと買うのは休んでみよう
                            こんなスタンスでしばらくやってみようと思います。