シンプルライフへの遠い道

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生保騒動に思うこと

芸人さんが生保の母親を全面的に扶養していなかったことで責められています。
 
私は、「違うよ」と思う。
なんで自分に収入があったら親を扶養しなくちゃいけないの?
 
たとえば、私の父方のおじ。
金保険料は払わなかったので、無年金。
    (高収入の時期もあったので、本人の怠慢です。)
自分の両親の財産を、両親の存命中に着服して使い込み。
病気でもないのに、私の知る範囲では、途中から働いていなかったし。
   こんな人でも、自分の親だからって援助しなくちゃいけないなら、いとこが気の毒過ぎます。
   厳密に言えば、私にも扶養義務があるのですよ。恐ろしい。
 
義兄。(今は大丈夫ですが)
義兄と義姉が生前贈与で義父母からもらったお金の合計は、我が家の総貯蓄額の2倍以上あります。追加で義母の遺産もあります。
もし、義兄の浪費で無一文になっても、援助する理由はないと夫も私も思っています。
心の病で現実認識が上手く出来ないとは言え、なぜ、血縁だからって他人の浪費のしりぬぐいをしなくてはいけないのですか?
不当な苛め課税・搾取でしかありません。
成年後見人さんがちゃんとチェックしてくださっているようなので、とりあえずは安心ですが、
この生保問題は他人事ではありません。
 
「子供が成人するまでは親に扶養義務がある」以外の親族の扶養義務の撤廃を切に願います。
以前のような親族間の相互扶助・絆が薄れているのに、扶養義務だけ残るのって私は納得できません。
こういう援助って、聞こえはいいかもしれませんが、結局一方的にもっていかれるだけの搾取。
相手への温かい気持ちがなければ出来ないことです。
温かい気持ちを持てる関係がない時、その責任の半分は被援助者にもあるのです。
 
簡単に、「困っていてかわいそうだから助けてあげなよ。」って言わないでほしい。