シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

遺産 というキーワード

「親の遺産がもらえないと嫌だな」 という思いがありました。
 
兄夫婦が親の老後を見ると口約束が生きていた時期は、「親の老後を兄夫婦に押し付ける代わりに、相続放棄すればいいんだね。」と思っていて、それで納得していました。
自分は自由な代わりに、報酬(遺産)もないのだ、その方がいい、と納得していたのに、
急に欲の皮が突っ張っているのはなぜだろう? 考えること数日。
 
私の今の気持ちはどうやらこのようです。
 
 「いやいや親の最期に巻き込まれた上に、
(今までと同じく)私の手間・暇・心労・疲労は無視されて 
 相応の報酬(遺産)ももらえずに終わるのでは?」
 
 
 ・私の気持ちや都合を無視して、自分のいいように利用しようとする
 ・私の支払ったもの(労力など)は評価されず、ねぎらいや感謝はない
これまでの親のやり方はこうでした。で、人手が必要になったとき、これまで通り、親に利用されるかもしれない、という恐れが、「利用されてしまうだろう」になっていることに気付きました。
 
親の老後の世話のほとんどをさせられたうえ、
「やっぱり長男に相続させたい。」と私はほとんど何ももらえず、働き損で終わる・・・
     そういう予感がして、「労働に見合う対価はもらわないと!」になっていたみたいです。
 
今は気強く距離をとっていますが、いざとなると、姉も黙っていないだろうし、
ずるずる巻き込まれるのかな・・・と。
 
 
でも、すべての決定権は私にあるのです!
親に関わりたくなければ、無視すればいい。
 兄弟や親せきがどんなに憤っても、私を強制的に動かすことはできません。
 その結果、兄弟断絶になってもしかたない、という覚悟も必要ですけど。
 
どうしても遺産が欲しければ、最低限の権利(遺留分)を裁判で争ってもいい。
 
どうするかは自分次第だし、私や親が今後どういう年の取り方をするのかは誰にもわかりません。
 
何か知らせがあった時にどうするか、たまに、ちらと考えておくだけで十分なのです。
 
 
うん、ちょっとすっきりしました。