シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

ストックホルム症候群

 
犯人人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情したりして、人質犯人に信頼や愛情を感じるようになる。また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵視する心理に陥る。このような恐怖で支配された状況においては、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応が原因と説明される。
 
上述のように、ストックホルム症候群は恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)であるため、通常は人質解放後、犯人に対する好意は憎悪へと変化する。
 
これって、機能不全家族にも言えるのでは?
 
母親が今日姉宅に来るらしいです。10日ほど滞在予定。
今回は、かなり穏やかな心で過ごしていますが、全く平気なわけもなく、またつらつらと親との関係を考えています。
 
接触すればモラハラする相手に、”向こうはどう思っているのかな”といまだに考えることがあるのはなぜだろう。どうして他人のモラハラ加害者のように、サクッと切り捨てられないんだろう。
他人のモラハラ加害者にだって、親切にしてもらったこともあるのに。」
 
ストックホルム症候群の名残と思えばいいのかも。」 とふと思いつきました。
 
子供の時は、親から離れられないので、下手に反抗して親の反感を買うより、相手に合わせてなついた方が自分に利益になる。で、そうしてきた。
でも、これは生き残るための自己暗示(親が好き。親も自分を愛している)なので、
自分の本心(自分を踏みにじり続ける親は嫌い)や、事実(親は私を愛してはいない)とは違うので、親と離れて自立すると、親への嫌悪感がわいてくる。
 
自己暗示をしてきた期間があまりに長い(30年以上)ので、完全に暗示から抜けるのに時間がかかる。今はその途中。
 
こんな感じです。
 
これだけでは自分の心理状態の説明がつかないけれど、親の意向に沿わなくては! という思いがわいてきたときは、
ストックホルム症候群の後遺症、後遺症。」と言い聞かせてみよう。