シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

愛着障害  岡田尊司 著

書名の通りの本で、納得する点も多く、手元に置いておきたい1冊です。
内容を上手くご紹介できませんが・・・
 
明らかな「障害」まではいかなくても、愛着の問題から生き辛さが生じていると思われる人は、日本人成人の三分の一(心理テスト結果から)だそうです。
 
読者はこれを「多い」と感じるだろう、という前提で紹介されていましたが、
私は、「健全な愛着パターンの人が三分の二もいるんだ・・・。」と微妙な気持ちに。
確かに、パート先の同僚など、ランダムに人が集まっている場を思い返すと、当たっています。
 
私の親しい友達は、「三分の一」の方が圧倒的に多いです。
精神的にバランスの取れた健全な人たちは、あまりにまぶしくて、自分は仲間になれない気がします。
劣等感や嫉妬を感じるわけではないけれど、一番基本の部分をお互いに共感できないだろうな~と感じるせいか、表面的なお付き合いに終わってしまいます。
「とっても善良でいい人たちだけど、親友にはなれない人たち」なのです。
根深いところには、私のような困ったちゃん性格の人は親しくなると私の本性が見えて、拒絶されると思っているのかもしれません。
 
 
巻末のチェックリストで見ると、
私は回避型と不安型が同程度で、安定型が低い・・・「恐れー回避型」でした。
あまりにぴったり当たっているので、現実逃避に否定することも出来ませんでした(^^;
 
 「対人関係を避けて、引きこもろうとする人間嫌いの面と、
 人の反応に敏感で、見捨てられ不安が強い面の両方を抱えているため、
 対人関係はより錯綜し、不安定なものになりやすい。」
 
本当にこの通りなんです。
相手が好意的に打ち解けようとしてくれて、それが嬉しいのに、どうしていいか分からず壁を作って自分から離れてしまったり、
人の輪に入ろうともしないくせに、他の人たちが楽しく談笑していると、一人勝手に疎外感を感じていじけたり。
 
一人でいたいけど、みんなといたい
かまって欲しいけど、そっとしておいて欲しい、 という訳の分からない困った性格なのです。
自分でも扱いにくくて困っています。
 
丁度いいのは、職人の世界のイメージかな~
  各自自分のペースで、自分の担当の仕事をするけど、
  親方に教えてもらったり、指示を受けたり、休憩時間にはちょっと談笑したりして、
  他者との交流もある。 常にそれぞれのペースで動いている他人が側にいる。
 
短時間パートで働いたり、習い事したり、わんこ仲間と数分挨拶交わしたり、が
寂しくないけど、疲れも少ない、「私に合った生活」のようです。