シンプルライフへの遠い道

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母の嫉妬

あなたの子供を辞めました の本で、著者が教師になったことを母親が嫉妬していたのではないかと後日分析するシーンがあります。
 
母親が娘の若さや恋愛以外に嫉妬するって、あまり実感がなかったのですが、振り返ってみれば自分の親子関係にもありました。
 
私が30半ばで歯列矯正を始めてから、「どうせお母さんの年には入れ歯やけんね。」と言われました。
これって、一般的には手遅れな年齢になってから、手間隙お金をかけて綺麗な歯並びを手に入れる私に嫉妬していたのかな? と思います。
 
母は容姿に自信がないのですが、その理由の一つが歯並びの悪さ。
母は「子どもを三人生んだから歯が弱った」と言い続けていましたが、実際には歯並びが悪いと歯磨きが難しいのに、注意が足りなかったのでしょう。
40半ばで部分入れ歯&歯槽膿漏でした。
歯磨きがゆっくり出来ないほど大変だったのは、兄を産んで、私のトイレトレーニングが終わるまでの7,8年。子供を言い訳にするのはずるいです。
 
子供のときに、私と姉が歯科で矯正を勧められたけど、お金がないからと母は一蹴しました。
今頃矯正するのは、自分へのあてつけと思ったのかもしれません。
 
 
結婚後の海外旅行
結婚直後に留学中の友達のところに3週間ほど遊びに行きました。
父親と一緒になって、主婦が家を空けるとは何事だとか説教しました。
姉が結婚後友達と旅行してもOKなのに。
 
これも、自分は結婚後は子供が大きくなるまで、家族旅行以外は出来なかったのに、
私が結婚後もこれまでどおり自由にしている(それを夫が認めている)のも気に喰わなかったのでしょう。
 
自分がした苦労を、お前もしろ、ってなところでしょうか。
 
 
本当のことは分かりません。
でも、「自分は不自由な生活を我慢してきたのに、のびのび楽しそうにやっているのは気に入らないのかな?」  という目線でみると、説明がつくエピソードが色々あります。
当たらずとも遠からず、でしょう。
 
 
子どもたちの幸せを望んでいると言いながら、
自分に火の粉がかからない程度のプチ苦労をしていると満足なのです。多分。
私が何か楽しみの話をすると水を差すことが多かった母。
例外は手芸の教室くらいです。(年間幾らかけていたか知ったら、説教したかも)
旅行でも、ちょっといい家電でも、わんこでも・・・ケチをつけられるので、嬉しいこと、楽しみなことは言うのを止めました。
そして段々母親からの電話は心を重くする、嫌なものになっていきました。