被災者支援にキルトを寄付しました。
この活動に対して、批判も出ていることをネットで知りました。
・手作りは重い。貰い手の趣味に合うかも分からないものを押し付けるのには反対。
・日本ではキルトは実用品ではない=支援物資にふさわしくない。贈り手の自己満足。
・キルトを作る暇があったら働いて、その賃金を寄付する方が支援にふさわしい。
などなど。
私も、「キルトを作る暇があったら働けば?」以外は頭をよぎりました。
寄付金を稼ぐために、気軽に今の生活に上乗せして、短期の仕事に出られる人がどれだけい るのでしょう?
仕事、あるのかな? その間、自分の生活どうするの?
ボランティアにいけない人、寄付金出せない人は支援しちゃいけないの?
私は派遣扱いで日雇いに出ることは可能です。
でも、体力を考えると無理。(そこまでは出来ない)
それぞれの生活の中で出来る支援をする-キルターにはキルトの寄付がそれだった、
それだけなのにな~
新しく買う材料費を寄付にまわせば?というのもある。
それはもちろんアリだと思います。
今回寄付した多くの人は、以前作った完成品か、
手持ちの材料をメインに作れるものを寄付したのでは?と思いますが・・・。
その他の意見はごもっともです。
でも、家を失った方は、お皿1枚、布団1組から新たに買い揃えなくてはいけません。
節約してそろえても、一家族分だと50万~100万は最低かかるでしょう。
好みの色柄・サイズではなく、夏の肌掛けにもキルトは薄いかもしれませんが、
好みの品を買える日までのつなぎで使っていただければ、と思って寄付しました。
実際、被災者の方にとって、厄介な支援の押し付けでなければいいな・・・と願うばかりです。
被災者の方には、「手作りはイヤ」という方もいるでしょうし、
自分への暖かい気持ちで贈ってくれた、と思う方もいるでしょう。
色々な考えの人がいて、色々な支援をする人がいる。
中には失敗もある。無駄もある。よく考えればもっといいやり方もあった、ってこともある。
今回の反省を次回に生かせる形で進むなら、失敗もOKと思いたい。
寄付されたキルトが、被災者の方にとってどうだったのか。
重すぎるプレゼントだったのか、
役に立たない布切れだったのか、
嬉しい実用品だったのか ---可能なら情報を集めて、
私自身の今後のやり方の参考にしたいです。