シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

ファミリー・シークレット    柳 美里 著

自分の過去(虐待経験)と向き合った本・・・かな?
 
柳さんは名前だけ知っていました。
こういう虐待を受けて育った方とは全く知らず。
 
カウンセラーの長谷川博一さんとのやりとりが、私にも励ましになりました。
 
母親をかわいそうな人だった、という柳さんに、
それは大人の事情で、子供の美里ちゃんには関係ないこと、と言い切る。
 
息子の保護者の集まりに参加するのがいやで、スルーして帰宅する自分を容認していない柳さんに、
それでいいのでは? と答える。
 
他にも沢山そういうやり取りがあって、
気がついたら、自分に当てはめて読んでいました。
 
少しずつ、自分への基準を緩めて、自分に優しく出来るようにはなってきたけど、
まだまだ、です。
 
現状が続くのが望ましくないことでも、まずは、○×の判定抜きに事実として受け止める。
こんな自分でしかいられない現状をもがきながら生きている事実をよしとしてみる。
それでいいんだな~と思えて、少し楽になりました。
 
私は色々なことで、一度基準をぐっと下げてみてもいいのだと思います。