シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

一番の ありがとう

一番私を助けてくれたのは、わんこでした。
 
いつも黙って側にいてくれました。
 
一人泣いているときも、心配して側にきてくれました。
 
欝に沈んでいる時も、
 「ごはん! 散歩! 遊べ!」
       と、現実生活に引き戻してくれました。
 
気がついたら、そっと添い寝をしてくれていました。
 「こんなダメな私でも、こうやって慕ってくれる存在があるんだ。」
                                  と教えてくれました。
 
わんこと自分の力関係を見るとき、
親が子どもに対して、どれだけ絶対的な権力を握っているのか分かりました。
全ての決定権・命までも、親(飼い主)が握っているのです。
このアンバランスの中で、どうして子ども時代のことに「自己責任」を問えるでしょう?
これだけの権力を手にしているのです。保護と、愛情を注ぐのは当たり前です。
相手は「支配されること」に忍従するしか生きる道がないのですから。
 
わんこが何より愛情を必要としているのを実感する毎日の中で、自分の親がいかに愛情をくれなかったか、それがどんなに酷い事かが分かりました。
   親の愛情を本当に必要としている重大局面にわが子がいるのかどうかを
                             ”気付かない”なんてありえないこと
       (気付かないなら、その時点で、親(養育者)と名乗る資格はない)
 
   愛情を与えられないと、どんな大きなダメージをこうむることか!
 
   親に愛されたかった自分は、(親が度々嘲笑したような)甘えでもわがままでもなく、
   異常でもなく、自然な欲求があっただけ。
 
その時の気持ちに正直なわんこが、あるがままが、幸せへの近道なんだと教えてくれます。
 
わんこにはいつも教えられ、幸せをもらっています。
わんこにもらう幸せの半分も返せていないな・・・いつもそう思います。
 
こんないたらない私を、慕ってくれてありがとう。
うちの子になってくれてありがとう。
 
わんこはいつでも大切な宝物です。