シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

お友達わんこ介護 とACな私

お友達わんこは、残念ながら、少しずつ弱っています。
散歩中に転んで、飼い主さんがカートを買いました。
今はトイレの時は自分で立って、用足しできますが、脚の力が弱っているので、
近いうちに支えが必要になりそうです。
 
食事は、自力では食べられないので、
相変わらず注射器で、流動食を入れています。
 
そんな中でも、カーとで散歩に行くととっても嬉しそうだったり、
TVに写ったわんこに吠えたり、
まだまだいけるよ!というときもあって、こちらも励まされます。
 
週1~3回お手伝いに行っていますが、疲れが溜まって、耳鳴り発症。
今日は、病院受診&念のために自宅療養して、来週復帰を目指すと飼い主さんに伝えました。
飼い主さんは、自分が無理をさせたんじゃないかと恐縮していました。
 
断りを入れるとき、「自分はACなんだな~」と再認識です。
まぁ、親にやられてきた対応を思えば、無理もないのですが。
 
私が相手の立場だったら、ボランティア手伝いをしてくれている人が、
体調を崩したから数日お手伝いを休むと言っても、
「お大事に」としか思いません。
(疲れさせたのかと責任感じるだろうけど)
 
でも、自分が休むとなると、
    手伝いを休むことを責められるんじゃないか、
    責められないにしても、内心、親が言うようなことを思っているんじゃないか、
    手伝いたくないから仮病を使っていると疑うんじゃないか、
                                 とまで心配になってくるのです。
 
理性では、そういう人じゃないと分かっています。
飼い主さんは自分のわんこの心配で心がいっぱいで、私が嘘をついているかなんて疑う暇もありません。
 
 
しかし!仮に、私の親がお手伝い先だった場合・・・
 
 「耳鳴りぃ~? 何ね! 体弱いね。情けない。
  暑くなるとすぐダウンするっちゃけん。
  ちゃんと考えて動かんからよ。
  その点、私はちゃんと自重して、考えて動いてるから、元気よ。わっはっは!
  午前病院なら、午後は来れるっちゃろ!」
 
                       まぁ、こんな感じ。
 
 ・体調を崩したのは、私の自己管理が悪いせいと責める。
 ・自分は健康管理が出来ていると優越感に浸りつつ嘲笑。
 ・手伝いはこれまでどおりやれと要求。
 
社交辞令でも、「沢山手伝ってもらって疲れが出ちゃったのかな?」とか、
          「まずは体を治してから・・・」 とか、
                           そういういたわりはありえません。
 
で、他の人は、私の親のような人非人じゃないから、こういうことは言わない。
(少なくとも、親しい人にはこのタイプはいない。)
と分かっていても、真っ先にこういう反応が浮かんでしまいます。
いかに長い間、親の都合だけを優先させられて、こちらの気持ちは無視されてきたのかが改めて分かります。
親がトシのせいでわがままになって、ここ数年こういう性格になっただけなら、
今回のように、真っ先に、「相手に責められる。仮病と疑われる。」なんて思い浮かぶはずもありません。
 
またACな反応予想が出てる、とすぐに自覚できるようになっただけでもいいかな。
「耳鳴りがするので、休ませてね。」ってシンプルにいえたし。 
 
 
手伝いが減ったら、介護がたちゆかなくなるんじゃないか・・・なんて、
ナンセンスも頭をよぎりました。
思いあがりもいいところです。
お友達わんこの介護を仕切って、メインでやる権利があるのは飼い主さん。
私はあくまでもお手伝い。
私が手伝わなかったら、飼い主さんが介護できなくなる、何ていうのも実際以上に自分の責任と力を認識してしまうACな私の思い上がりです。
こういう自分を自覚できたのも、一つの収穫、ってことにしよう。