シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

絆と希望

暇つぶしにつけたTVで、たまたま拉致被害者の蓮池さんのインタビューをやっていました。

生きること~絆と希望 なのだそうです。

 拉致されて、段々日本には戻れないと実感するようになって、
 日本の家族や友人、これまでの人生との絆が断ち切られたのを感じた。

 結婚して、家族が出来て、また絆が生まれた。
 
 日本に帰国した時、また北朝鮮に戻らなきゃいけないと思っていたそうです。
 でも、北朝鮮に帰れば、また日本の家族との絆は途切れてしまう。
 世界中に報道されたので、いずれは北に残った子供たちとその周囲にも事実が知れるだろう。そうなると、子供たちは北で生きていくのが難しくなるだろう・・・

 色々考えて、日本に留まることにしたそうです。
 ここでもキーワードは絆だったとか。



私は、血縁の絆は薄くなる一方で、ちょっと寂しくなりました。
親との関係は絆より呪縛なので、いらない。
「親という存在とのつながり」をなくす or 限りなく細くするのは、辛い。
でも、そうしないと、自分自身でいられなくなる。
究極の選択です。
自分で選んだことなので、後悔はないですが、だからと言って平気ではないです。


親に会いたくないから、という理由で、祖母の葬儀に行かなかったら、親戚にも会えないし・・・今後も会わずに一生終わるのかもな~と思うと、これも寂しい。
葬儀や法事って、「親族同窓会」なのかな・・・
相続人同士の争いが勃発!はあるでしょうが、それ以外の人にとっては、日頃疎遠な親戚に会う機会。
会ったからどうということはない。 まぁ、同窓会みたいなもの?

親とは会いたくないけど、おじ・おばやいとこには会ってみたい気もする。
子供のとき以来なので、懐かしいです。

幸い、今は祖母二人はぼちぼちやっているそうです。
”いつか来る別れの時”が来たら、その時、また考えよう。