シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

魂の殺人

題名に惹かれて図書館で借りた本。まだ最初の数十ページです。
なかなか奥深そうです。

これも、毒親について書かれた本のようです。

印象に残った記述:
生まれてから2歳頃のほんの小さな時に、親(養育者)から、気持ちの表出を禁じられると、確かに親に都合よくあまり泣かない子になったりはするけれど、「気持ちを表に出してはならない」という刷り込みの弊害が、一生その子に付きまとう。

なぜなら、あまりに小さい時に厳しい抑圧を強要されて取り込んでいるので、大きくなってから、自分のもやもやの正体やそれが身に付いた理由を自覚できないから。
自分を表に出してはならないと言う抑圧が、その人をノイローゼにする。


う~ん、私のことじゃないの? って思いました。


小さい時に、兄や姉と比べて、言動が幼く、自分をコントロールできないことを、私自身の落ち度だと親兄弟から責められ、バカにされました。
人として足りないものがあるから、そういう振る舞いをする、
セルフコントロールの努力がまるで足りない、という論法。
今思えば、歳相応の感情発達レベルがあるわけで、特に4歳も年上の兄と比べられても困ります。
親は、子供が癇癪を起したりせず、いい子にする方がやりやすいから、
「この子はまだ、すぐにぐずって困る」
と、困ったちゃん扱いでした。

癇癪起したり、自分の感情を上手く扱えないのは、その年齢では仕方ないのに、表現を禁じられて、「自分で何とかするしかない」になっていきました。
本当は、身近な大人になだめたりしてもらいながら、少しずつその方法を身につけていくものなのに。


また色々と考えながら読み進むことになりそうです。