シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

居場所のない子どもたち     鳥山敏子著

教師を30年つとめた後、ワークをやっている方の著書

ワーク・・・その場にいる人が、自分の過去や気持ちを語ったり、わだかまりになっている過去の再現(誰かに、相手役をやってもらい、自分はその時の自分に戻って、実際に声を出して問答する)などをやる。

               ・・・ようです。多分。
セルフヘルプグループのミーティングに近い感じ。


--------引用-----------

子どもが子どもとして受け入れられる、また、無条件に、その存在を肯定される、生まれてきたことが祝福され、その存在がとても大切に思われて、そこにいる。こういう居場所があってはじめて子どもが子どもとして存在できるのです。親とは、そういう居場所を保証することのできる人のことだと思います。

--------引用終わり----------

      そうなんです!

この本で語られる「居場所」が自分にはなかった。
それに気付かないように、感じないようにしてきた。
でも、寂しかった。





この本で、新たに学んだのは、「声に出す」「体を動かす」ことの大切さ。
親に対してあれこれ思ったり、こう言ってやりたい、ということが沢山あります。

それを、ただ、声にしてみるだけで、意外なほど、すっきりします。

他の本でも、相手が目の前にいると思って、空席の椅子を前にしたりして、自分の思いを話すワークが書かれていましたが、同じことなのでしょう。

本当は、誰かに代役をやってもらって、対話劇のようにやることなのでしょうが、一人でしゃべるのも、意外と効果あり、です。