ネット上で紹介されていたので、図書館で借りてみました。
今、読み始めたところです。
トラウマ研究の歴史についての部分。
昔から、「(女性の)ヒステリー」として扱われた症例の多くが、
性的虐待のトラウマが原因のことが多い
ことは、研究者の間では知られていたけれど、それは社会的に否認されてきたそうです。
時々ブームのように、表に出ることもありましたが、
基本的には、黙殺。
どんなことでも、被害者を沈黙させて、恐ろしい現実を見ないほうが社会的にも楽ってことらしいです。
今は、色々な虐待や弱者の痛みも取り上げられるようになってきました。
それでも、やっぱり、被害者には何重もの苦しみがあります。
・被害を受けた事例そのもの
・被害を受けたことを、自分の落ち度や弱さのせいと扱われること
・被害にあったと言っているが、それは嘘だ、と信じてもらえないこと
・被害は確かにあったが、事実より大げさに
言っていると疑われること
・無反応・無関心・黙殺 に遭うこと
・沈黙・忘れることを強要されること
それが出来ないのはあなたがおかしいと言われること
(病的な固執と扱われる)
こう書いてみて、自分の親にも全部やられたな~と思います。
最近、父親には会えないと思う。
母親には、第三者(姉等)と一緒なら、会っても良いと思う。
でも、父親には会えない。
会いたくない、を超えて、会えない。
私の全てが、会うのを拒否している・・・そう感じます。
今は、自分の感覚に従うつもりです。
この本は、私にとってはパンドラの箱かもしれない。