シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

内観

心の整理の方法に、内観 があるそうです。

自分のこれまでの人生を数年毎に区切って、身近な人、一人ひとりについて、

 その人にしてもらったこと
 その人にしてあげたこと
 迷惑をかけたこと

などをひたすら思い出す。

すると、自分がいかに周りの人に助けられてここまで生きてこられたかが分かって、考え方も変わってくる。
                     らしいです。

はじめてこれを聞いたとき、正直「けっ」って思いました。

親以外の人に対しては、この振り返りが感謝の気持ちや、自分がいかに自分中心目線だけで人生見てきたか分かって、何かの"気付き"になるんじゃないか、と思います。

でも、親に対しては、
「子供のときは、(親に何をしても、何を言ってもいい訳ではないけれど)
 親が子供の面倒を見るのは当たり前なんだから、”してもらったこと”を考えてもしょうがないんじゃない?
私は「してもらう権利があるのに、してもらえなかったこと」が多くて、そっちばかり思い出しそう。
 
 子供が親に何か「してあげる」必要あるのかな?
  (家族メンバーとしての家事手伝いや、協力は別。これは当然やること)

 迷惑かけたこと・・・これは、振り返ってもいいことかも。
  でも、ある程度はしかたないでしょ。成長途中だし。
 
 自分が受けた精神的虐待は、子供のときに親にしてもらったことでは埋め合わせにならないんだから、親の恩を思い出しても、うざいだけ。」

と思ってしまって、「内観」自体拒絶反応です。


ACの本には、内観を通じで親への見方が変わって楽になったというACの方の話も出てくるのですが、今の私には無理!!

今の私が親について内観アプローチをすると、
「迷惑かけて、色々やってもらったから、我慢しなくちゃ」
の親孝行の呪いにはまる危険が多すぎます。


内観もやってみていいかな、と思える日が来たら、だいぶ回復してきたってことなんでしょうね。