シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

家事の価値

主婦を10年以上やってきて、家事は大変な仕事だ! と思っています。

それなのに、価値ある仕事をやっているとは思えず、そんな自分にも哀しかったです。

  何でかな~
  世間での主婦の評価が低いから?
  子供がいないことへの負い目?

   どうやらこなき爺の刷り込みが一番の理由。

 「三食昼寝つき」
 「男の厳しい仕事に比べれば、遊びみたいなもの」
 「主婦ほど楽な仕事はない」
 「主婦なんていうお気楽生活に、ストレスがあるはずがない」

                      いつも言っていました。

心の中では反発しながらも、基本刷り込み「(意見が違った場合は)親の考え方が正しくて、子供(私)の考え方は間違っている」が染み付いていたので、
無意識では、

    納得は出来ないけど、そうなんだろうか??

                     と思っていたようです。


自分の生活を振り返っても、今の微熱状態にしてはまずまず頑張って生活を維持しています。

  自分なりに出来ることをやっているんだ!

と自信を持って言えなかったのも、爺の刷り込みのせい。

 家事・わんこの世話は頑張ってやっているけど、それは別に胸を張るようなことでもない(大人が「私はトイレの後、ちゃんと水を流します」と自慢するようなもの・・・的な感覚)

               ↓

 価値ある”ちゃんとしたこと”をやれていない自分は大したものでもない

               ↓

 大したこともしていないのに、体調は悪いままだし、気が沈むことも多いし、自分は駄目人間

こんな、事実無根のマイナス思考スパイラルにはまり込んでいたようです。
しかも、無自覚・無意識に。

 自分では、頑張っている!!と主張しながら、それが、出来ることはやっている、という安心感や自信、いわれのない批判を退ける力にならないなら、本心から思っていないということ。



やっと、謎が解けてきたので、これからは、変わっていけるかな・・・?



こなき爺には言ってやりたいです。
何かで、爺が自分で家事をすることになって弱音を吐いたら、

「あらぁ、三食昼寝つきの主婦が、片手間にやるようなこと(家事)で、手こずるなんて・・・厳しい民間企業で40年も頑張りぬいたお父さんにはありえないよね?
 手伝いなんて、いるはずないよね?」


毒親の呪いの深さはどこまで行くんだろう-