シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

世話基準

夫を見ていると、「最低限の親の世話」の基準が変わってきました。
会う必要殆どないのかも。

例えば入院した時
   入院の保証人になったり、治療方針を担当医から聞いたり、
   支払いのことを病院側と確認したり、はあります。
   でも、身の回りの世話(洗濯など)は人を雇えばいい。
   病院まで行っても、見舞いや付き添いはしない。

夫は、義父が入院して、今後の話し合いに行った時、義父の見舞いには行かなかったし、病院の人とも、ケアマネさんにも会いませんでした。
会ったのは義兄と行政書士さんだけ。
義兄の意思確認と、行政書士さんにサポート依頼。 で、終了。

夫がちゃちゃっと決めて手続きした方が速いのに、何でかな~とは思います。
でも、夫が保護者になってしまうと、何かある度に全部やらなきゃならなくなるし、義兄も頼って自分で出来ることも、自分でやらなくなる。
冷たいけど、義兄は失業して13年、親のお金で生活していたのだし、これからも父の年金で生活するのだから、出来ることはやってね~

第一、私の負担が重くなります。
実際に連絡の電話を受けるのは私。
ケアマネさんや病院に何とかしろと詰め寄られるのも私。
  うぅ、ストレスで潰れそうです。
  (夫が実家から距離を取るのはそれもあるようです。
   義父の事はともかく、義兄・義姉は先が長いですから・・・)


施設入所
   施設の人と話をしたり、お金の算段をつけたり、は
   本人に会わなくても出来る。
   逆に、本人がそれが出来るなら、私の出番はない。
   自分で選んで申し込めばいいのだから。


家族って、そうじゃないでしょ?
困った時に心の支えになるのが家族の一番の役割なんじゃないの?

世間様の声が聞こえますが、夫の反論は
「家族? 私の家族は東京の二人と一匹だけです」


夫の対応は突き抜けているので、(気持ちの上では親を捨てつつある)私もと惑うことが多いです。
でも、実情を知るにつれ、良くやってる、と思います。

蓋を開けたら、
 ・義父が何人兄弟の何番目かも知らない
 ・義母の出身地も知らない
 ・義姉の出身校も、ちゃんと卒業できたかも知らない

こんなに家族のことを知らないって何なんだろう??と思います。

あれこれ本を読んで、やっと繋がってきました。

       親の毒気が酷すぎて、聞けなかった。

親が何人兄弟か(自分に何人叔父・叔母がいるのか)は普通に興味を持って聞くと思います。それを聞かれて怒る親はあまりいないでしょう。
(ナゼ付き合いがないか聞いたら逆切れする親はいるでしょうが)

日頃、何を言ってもけなされて、もう質問する気も、家族への興味も失せていたんだと思います。
黙っていること、興味を持たず、流してしまうことを防御法として身につけると夫のようになるのかな~
夫は、実は私よりかなり過酷な家庭環境にあったようです。