よく、通夜・葬式の席では、故人の悪口を言うもんじゃない、と言いますが、
それはそうだな~と思います。
故人の悪口を言ってはいけない、とは思いません!
死んだからって、生前の言動がちゃらにはならないし、嫌いなものは相手が死んでも嫌いなのですから。
ただ、通夜・葬式の席は、故人が主役ですし、それぞれの思いで人が集まるので、悪口言うのはどうかな、と思います。
母は、祖父の通夜の席で、祖父を悪く言っていたなぁ。
母への大きな幻滅事件、その1かな。
(絶縁した兄へのあれこれがその2)
「おばあちゃんが亡くなったら、みんな涙、涙だろうけど、
おじいちゃんはね・・・(鼻つまみ者だったから、泣く人もいない)
おじいちゃんの親戚は一人も来てないよ」
確かに、通夜・葬儀の時に泣いた人はいませんでしたが。
(子どもが男の子だけだったのもあるでしょう。どんなに悲しくても、還暦過ぎたおじさんたちは人前では泣きはしないでしょうから。)
母なりに抑えた表現だったのでしょうが、こんな席でも言わずにいられない恨みの深さを垣間見た気分でした。
私は、親が自分を誤解していると怒っていますが、
自分も母には誤解がありました。素直に認めます。
父は、関係がこじれる前から、自分のことしか考えない人格障害者と思っていたので、今のところ、誤解が解けてがっくり~はありません。
(やっぱり!と確信が深まるばかり)
母は、子ども達を大切に思っていて、愛情もある(時々変な表現があるけど)
母は、自分の感情を表現していいかのTPOを心得ている
母は、年を取っても、周りへの配慮を忘れず、父との緩衝役になってくれる
・・・
こういう人だろう、こういう人でいて欲しい・・・色々な誤解や、私の一方的な夢や望みは悉く打ち砕かれました。
母は、自分の幸せの為に利用できるから、子ども達が大切
(利用価値のない子はいらない)
母は、年々言いたい放題になっている。(TPOに配慮できない)
母は、年々自己中心的? 周りが見えなくなっている。
以前は、
子ども達夫婦が混乱しないように、まず夫婦で意見をまとめてから、
[親夫婦の意見・気持ち]として伝える。
大事なことは、子ども達全員に同じように伝える。
と言っていましたが、最近はそれぞれが言いたい放題。
私にだけ言ったこと、姉にだけ言ったこともあるし、母と父はちぐはくだし。
知らないうちに、妄想で事実を捏造するし。
自分の経験から、トラブル回避のためにこの方針を立てたようなのですが、いまや陰も形もありません。
毒親だからか、年を取ったせいか、原発性欝の後遺症か、謎。
でも、高齢者によく接する仕事をしていますが、人当たりや言葉遣い、本人からにじみ出るお人柄は年齢には関係ないですね。
そりゃ、慢性的な痛みや、治る見込みのない重い病気の方が、心が沈んで人当たりも悪くなるのは分かります。
こなき爺・婆はそこそこそ元気なのにあれだからなぁ。
年とともに、もともとの性格があらわになった、というのが事実に一番近いと思います。
あぁ、彼らがましになる見込み、何処を探しても見当たらない・・・