「愛情という名の支配」について
母は、本当に巧妙にやってのけました。
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不幸な母はその不幸を自分だけで抱え込めず、子どもをコントロールすることで、子どもの人生におおいかぶさって生きることでその不幸を見つめないようにする。
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母の不幸が何だったのか、は私には正確には分かりませんが、あの父の暮らしていれば、「幸せな夫婦関係」でないことはすぐに想像できます。
で、子ども達を支配した。
勉強しなさいと口うるさいとか、そういう露骨な支配ではなかったので、余計分かりにくかったのかな・・・
お店で、何か商品を”見ただけ”で(手に取ったり、訴えるような目で親を見たりもしていないのに)
「そんな物買わないよ」
だったなぁ。
支配とは違いますが、これって、私がその商品を欲しがって、次の瞬間にはねだり始めると勝手に決め付けられていたんですよね。
口癖は「所定の位置」
自分の部屋にいるのなら、何をしていてもいいけれど、母が「子ども部屋にいる時間」と決めた時間にうろうろしていると文句を言われました。
勉強の合間の休憩に、お茶しながらちょっとTVを見てもいけませんか?
チャンネルを勝手に変えることもせず、あなたが見ているTVを10分くらい見るのも?
母の支配も、具体例一つ一つは「しつけ」や「その家の習慣」程度のことに見えます。
今思うと、すっごく息苦しかった!!
以前にも書きましたが、夫婦関係の愚痴なども山盛り聞かされてうんざり。
今でも、
「夫(父)は、性格に難ありで子ども達に嫌がられているけれど、自分は大丈夫」と思っているふしがあります。
私からすると、同罪なんですが。
あの人たちを「赦す」なんて、私にはとても無理な気がします。