母から電話がありました。
勿論留守電対応です。
毎年年末に送ってくる食品の発送連絡(父の日、母の日のお礼らしい)
遠縁の方に不幸があった連絡
この留守電を聞くだけだと、わざわざ気を遣って贈り物をしてくれたり、冠婚葬祭の連絡をしてくれたりしているのに、無視しているのはどうかな~と思ってしまいます。
いえいえ、ここで折り返し電話なんてすれば、いつものぶつぶつが始まるのは間違いなし。
この前の七五三騒動を忘れたの??
自分に言い聞かせて黙殺です。
物が届いたら、お礼状の一枚は出さねばなりますまいが。
ここにも、毒親の呪いが出ているんですよね~
「自分の気持ちより、親が喜ぶことを優先しなさい」という呪いが
・電話すれば、また嫌なことを言われて不愉快になる
酷い場合は自分の人としての尊厳が踏みにじられる
・電話して話し相手をすれば、親は喜ぶだろう
という二つの思いが交錯しました。
深呼吸をして、理性を働かせて思い直さないと、つい親のニーズを優先しそうになります。
無意識に刷り込まれているので、そうした方が楽なんです。
自分がいやな目に会うのはわかっているのに。
自分でも、絶縁まで考えている相手のどうでもいいニーズに配慮するなんて馬鹿だと思うのですが、反射でそうなってしまいます。
これが毒親の呪い。
他にも、こういう「毒親に刷り込まれた、自分を不幸にする思考回路・行動パターン」が沢山あります。
毒親の被害児は、大人になって、自分が毒親の影響下にあったことを自覚し、自分の道を進もうとしても、毒親の呪いが大きく立ちはだかります。
健全な心が育つように育てられた人なら、反射的によい方に考え・行動を選べることでも、一つ一つ立ち止まりながら選ばなくてはいけません。
しんどいです。
でも、時間をかければ、新しい、自分が幸せに近づく道を選ぶ力が付くと信じて進んでいくしかありません。