シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

赦し

私が一番気に入って読んでいる本「毒になる親」

この本では、無理に親を赦す必要はない、とあります。
復讐は控えるべき(非生産的で、感情のもつれが続くだけだから)だけれど、それと赦しは別。
最初に読んだ時は、「ふむふむ」でした。

が、他の本には「赦しましょう」と書いてあって、腹が立ちました。
赦しに関するところ以外は、大いに参考になる内容で、丁寧に読んだのですが・・・

私がこなき爺・婆を現状のままで赦す??

     ありえません!

これまで、自分達の都合や満足を優先させて、私の気持ちを踏みにじってきた&今も踏みにじっているあの人たちを赦す? ナゼ?

本当は、自分達のした事に気付いて、謝ってほしいです。
ですが、これは無理でしょう。
己を振り返る能力のある人たちなら、こんなこじれた関係にはならないのですから。

最低限、今後はこちらの都合や気持ちも尊重する態度に改まらない限り、赦しなどありえません。

それは、彼らのこれまでの行動を不問に付す、つまり、なかったこと、少なくとも、咎めだてするようなことではなかったことにする、ということ。

犯罪被害者やその遺族に、犯人が反省もしていないし、自分に非があったことすら認めていない状態で、赦せと言うのと同じことです。



あの人たちは、暗にこれを要求しているんですよね・・・

・過去の事だ。過去を振り返るより、未来を見なくちゃ
・時効だ
・当時は目の前の事に一生懸命で、そんな細かいことまで考えられなかった


絶縁した兄に対して母が言ったセリフです。


ちゃんと冷静に話せば、少しは通じるかな? という甘い期待を打ち砕く、この名言の数々。
話をしたとしても、私が赦しに辿り着く事はなさそうです。