シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

亡き夫の誕生日

今日は亡くなった夫の誕生日。

夫の時間は止まったまま・・・来月には私は夫の年齢を越してしまいます。

変な感じです。

 

夫に対しては複雑な思いもあって、単純に、偲んでいるだけでもないから・・・何とも言えない微妙なものがあります。

夫が50歳を超えた頃からかな・・・夫自身も年齢的に気力体力の余力が減ってきたのもあるのでしょうが、私やわんこに対して省力化と言うか、無関心というか、家族・飼い主としての当事者意識の欠如というか、そういうのが増えたと感じで、私の気持ちも冷めていってたんだな・・・と思う。

コロナでテレワークになってから、私が午前中仕事の日、わんこをケージに入れたままで、昼休みにちょっと外に出して、ごはんを上げて、トイレをさせて欲しいと言っても、動きませんでした。

自分の昼ごはんは朝自分でコンビニに買いに行って、リビングのわんこが騒がないようにひっそり自室で食べていました。

毎日なら、面倒に思うのも分かるけど、週2日のことなのに。

先代犬と違い、トイレの我慢が難しかった今のわんこはたまにケージで粗相したりで、可哀そうでした。

自分がテレワークじゃなかったときは、わんこは留守番していたんだから、問題ないって思ってたのかもだけど、「家族のために、少し頑張ろう」がないな・・・、自分はやりたいことだけやって、その分私に負担をかけても平気なんだね・・・と気持ちが冷めていったのを覚えています。

通勤がなくなって、週10時間自由時間が増えたのに、夫が家にいることで、昼食の準備・片付けと言う家事が増えた私を手伝うとか、気遣うとか、たまにはお礼を言うとかも全くなかったし。

コロナ禍のストレスと相まって、「こんな感じだと、夫の定年後、やっていける気がしない」と暗い気持ちになることもあったな・・・。

 

もちろん、いてくれるだけで安心できることも多かったし、うるさく干渉してくることはなくて好きにさせてくれたから、ありがたいな~と思っていたし、自分も至らないことが多くて、夫はどう思っていたのかな・・・と反省することも山盛り。

 

両面あるから、余計混乱しているのだと思います。

 

先輩未亡人で、「長年家庭内別居状態だったけど、それでも夫が亡くなったら、ショックが大きくて、落ち着くのに10年くらいかかった」とおっしゃっていた方がいます。

夫婦・家族関係は、言語化できない部分の方が大きいようで。

 

「大好きな夫が亡くなって、ただただ悲しくて寂しいんです!」だけじゃない自分を受け入れるのにも時間がかかりそうです。

 

これもしょうがない  のかな?

 

 

夫が結婚生活をどう思っていたのかも、時々気になります。

まぁ、目の前の私が、自分と違うメニューの夕食を食べていても気づかない人だったから、「不満もあったけど、まぁまぁうまくやっていた」くらいに思っているのかな?