先週、今度は店長との面談でした。半期ごとの目標面談の時期でもあるし。
部下からクレームが社長に上がり、店長は社長面談でそのことを知りー一体、どういう話になるのか？
・「薬歴がどんどんたまっていく」という形で、仕事が回っていないことが目に見え始めてから、どうすればいいか分からなくなり、自分の体調もメンタルも悪くなった。自分が何を言ったか覚えていなかったり、思考力・判断力も落ちていった。
・昔は過労で気力が落ちることはあっても、体力はあったので、何とかカバーできたけど、年齢を重ねて（店長は40代半ばらしい）、身体の疲れも取れなくなった。
私が仕事を増やしたいと言いながら、「体力面が心配だから、段階的に」と申し出た時は、きついことを言って悪かった。（発言当時は、実体験から”体力面の不安”がどういうものか分かっていなかった、ということらしい）
・現在、皆に過労状態を強いていることは分かっているが、正直どうすればいいか分からないので、知恵を出してほしい。
・残業不可とか、シフトを自分の都合優先で組むとか、自分の考えが誤解されている。
・・・店長の考えの説明がありました。
・人員に対して担当している在宅が多いので、店舗として依頼を断って欲しいという希望も出たが、自分としては地域医療の担い手として、できるだけ依頼を受けていきたい。
・あなたの在宅担当が多くて負担をかけているけれど、本当は、外来（店頭での接客）対応はなしで、在宅専門でやってもらおうと思っていた。（その話は去年の秋に聞いて承知しています、と返事をしたら、「すでに説明していたことも覚えていない･･･そのくらい、今の自分はポンコツ」との説明でした）
・・・まぁ、こんな感じでした。
確かに、不眠が続いていると以前から言っていたし、薬の内容までは知らないけど、店長個人の処方箋が入ることが増えているから、心身の状態は良くないんだと思う･･･。
1週間で新人さんが辞めたダメージが大きかったのかな。
新人さんが定着する前提で、社員薬剤師が一人異動になり、仕事量は増えているのに、人員減になっちゃったから･･･新人さんが辞めた一因が自分の対応にあったのに、上に、「人を入れろ！！」とは言いにくかったのもあるんだろうな。
だからって、その時の気分で、他の部下たちの前で部下に声を荒げていいってことにはならないけど。
希望やアイデアを聞かれたので、この場で店長を個人攻撃しても、いい結果にはならないな～と急に気弱に（大人に）なって、
・経営上の人件費の予算は私には分からないけれど、今起きている問題は、皆で上手く連携とか、業務の効率化とかではどうしようもないレベル。人手不足を何とかしないと解決できないと思うので、そこを会社に働きかけてほしい。
薬歴1件書くのに仮に2分かかるとしたら、月3000枚の処方箋分書くのに、6000分（100時間）。在宅の報告書1件書くのに仮に10分としたら、月200件位はお届けに出ているとして、2000分（30時間以上）。月130時間の業務をやるのに、週40時間契約の人が一人必要。
当日届ける在宅の調剤や、「あとから来る」と置いて行った方の調剤すら滞っているし、産休に入る方がいることも考えると、まずは人手不足解消からだと思う。
・当座をしのぐために、新規さんの連絡先の登録や、対応に注意が必要な方の薬歴だけでも書いた方がいいと思う。
・在宅も、患者さんの住まいが他店舗に近い場合は、他店にお願いした方がいいと思う。
と、お綺麗なことだけ伝えました。実際、私の担当、他店舗の近くが多いんだよな～。
この面談の後は、以前よりは店長の当たりが柔らかくなって、個人的にはほっとしています。
来月から新しい事務さんが入るけど、それでやっと「他店舗から応援を呼ばなくていい状態」に。
ご家族の病気・看取りで休んでいる同僚さん、帰ってきてくれないかな。
