シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

意思疎通が可能かが分かれ目・・・なのかも

先日、旦那さんのサポートをしながら外出していたわんこ仲間を見て、「私があの立場になったら、しんどすぎて耐えられなかっただろう」と思いました。

が、ちょっと違うのかもな? とも思ったり。

夫は2年半前の秋ごろから体調不良になり、黙り込んで部屋で過ごすことが増えました。コロナを理由に全く出かけない期間もあったし。(本当に、一歩も外に出ないので、一日の歩数は1000歩未満)

二年前のGW明けに、仕事を辞めたいと言い出して、その一か月後には、コミュニケーションが格段に減って、難しくなっていました。言葉を荒げたり、無視したりではなく、話しかけても「分からん」と言うし、本当に調子悪そうにして横になっているし、で、段々と話すことも減りました。

6月から、うつ病疑いで薬物治療が始まってからは、食事の時以外は部屋で横になるか、本を読むくらいで、好きだったネットサーフィンもあまりやらなくなりました。

更に会話は減るし(夫から何か言ってくることは殆どなくなりました)、認知機能低下も目立つようになって、「うつ病ではないのでは??」と思うように。

 

こういう過去のイメージが強くて、「夫が要支援・要介護状態」=「コミュニケーション断絶」になっていたようです。

病気の後遺症があっても、以前と全く同じとはいかなくても、会話が成立して、「病気はしたけど、この人はこの人のままなんだ」と感じられて、たまには「ありがとう」と言ってもらえたら、何とか踏みとどまれる段階もあるのかな・・・と思ったり。

 

 

夫が逝ってしまったのはすごく寂しいし、哀しいのに、その中に「でも、長患いされるよりは良かった」と思っている自分がいるのが居心地が悪いから、あれこれ言い訳考えるのかな・・・。

気持ちが段々冷めていたのかな、と思わなくもない面もあるけど、あの辛い時期のトラウマで、見方が歪んでいるとも思うし。

違う世界線は同時体験できないから、他のパターンだったとして、自分がどう反応したかは分からないから余計に。

 

夫本人が、急速に進んでいく病状をどう捉えていたのか、私には知りようがないので、あれこれ考えてしまうのもあるかな。