今日は4月に亡くなった夫の誕生日。生きていたら、54歳になります。
もう永遠に年は取らないんだな~。そのうち、私が夫の年齢を追い越していく。
日頃から、他者である夫の胸の内まで知っていたわけではないですが、療養に入って、話さなくなり、認知症も進んでいき、聞いても「分からん」ということが増えて、夫の考えや何を感じているか、手掛かりを知ることもできなくなっていきました。
だから、夫はどういう思いで療養の日々を過ごして、旅立って行ったのかな・・・と今でも時々思います。考えても、分からないんですけど。
夫がいなくなってしまって、心細いし、寂しいけど、もう夫の健康を心配したり、老い先二人でどうやって家事などを分担していけばいいんだろうと考えたりしなくて良くなりました。
自分のせいでもあるけど、長年結婚生活を送っていく中で、細かい生活のこと、家族の健康、ライフプランなどを考える「心配係」は私になっていました。
それが正直重かった。
たまに話題にしても、夫はあれこれ言って逃げていて、それが不満ではありました。
夫は亡くすかどうかの選択権は私にはないから、もう、この現実は変えられないから、「一人の辛さもあるけど、解放されて自由になった部分もある」と思うようにしています。
それにしても、早すぎるけどね・・・。
夫、誕生日おめでとう。
向こうで、亡きわんこと一緒にお祝いしてるかな?