本当に大切な存在との死別は、わんこと夫だけなので、夫との死別のグリーフワークが自分の中で進んでいるのかは、わんこの時の経験の記憶しか頼りにするものがありません。でも、よく分からない。
わんこと人間との違いなのか、死別に伴う変化や不安が違うせいか、死別前の状況がかなり違うからか、私の反応も全然違っていて、わんこの時の経験もあまり参考になりません。
夫は亡くなる前、半年ほど入院していて、物理的に離れていました。コロナのせいで、あまり会えなかったのも大きいです。
入院の半年くらい前から、徐々に認知機能や気力の低下でコミュニケーションがとりずらくなっていき、段々夫はいなくなっていきました。少なくとも、パートナーとしての夫は喪われていきました。
そういう意味では、亡くなる一年前から、「夫の喪失」は始まっていたので、表面的には今、百箇日を過ぎたところですが、私の経験としては、夫を喪って(あいまいな喪失状態にはっきり入ってしまって)一年くらい経っています。
だからなのか、現実逃避しているのか、よく分かりませんが、
夫がいなくなったことをひたすら寂しく、恋しく思うことは少なくなりました。
そんな自分を薄情に感じることもあります。
でも、しょうがない。
私にコントロールできることじゃないし、引越し後、少し落ち着いたら、大きな悲嘆の波がやって来るのかもしれないし・・・それは私にはどうしようもないのだから。
今後のことは、実務以外では考えないようにしています。