シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

悲しみの浮き沈み

夫が亡くなった直後に比べれば、落ち着いてきたかな、とは思います。

ですが、結婚以来27年近く夫と過ごしたこの家から離れる日が近づいているからか、何だか微妙な気分。

最近、泣かなくなったのは、実は夫のことそんなに愛してなかったのかな・・・と思ったり。忙しさで紛らせているだけで、心の中にまだ大きな喪失感があるって、うすうす気づいてはいるのですが・・・今は向き合う元気はないです。

 

今後への不安は常にあります。特に、自分のメンタル。大丈夫かな・・・。

これも、仕方ないとは思っています。

夫の体調が悪くなって、夫が仕事を辞めたいと言い出してから、ずーっと不安だったから。それが辛すぎたから。トラウマです。

 

これからどうやって生計立てればいいんだろう?

夫の病気は良くなるのかな?

これ、本当にうつ病? 若年性認知症? 何か違うよ。

メンタルあまりにしんどくて、もう夫から離れたい・・・

夫が入院して、自分も充電しようと思った矢先に、夫が入院先で意識障害などの発作を起こし、車椅子・オムツに。認知症も進んでいく・・・。

一か月少しで出た仮診断は「進行性核上性麻痺」でも、”仮”のままだと次の療養先は決まらず(確定診断が出ていないと受け入れられないと何軒かの病院には断られました)、転院先は自分で探せと言われ、仮診断をした病院では確定まで数か月はかかると言われ、どうすればいいのか途方にくれました。

やっと見つけた病院で検査を受けて、診断が出たら、今度は「治療できる病気ではないことははっきりしました」といわれ、「遠からず夫は死んでしまうんだ」と大ショック。

療養型の病院に移れたけど、夫の病状進行は速いし、担当医にはこんな症例は診たことがないと言われるし‥今後もこの病院にいられるのか、施設を探すのかも先が見えず、仕事も増やせず中途半端。

嚥下障害も出てきたと言われて少ししたら、今度はコロナ感染。一気に病状が進んで、看取りの話に。コロナで面会ができないけど、家で介護も・・・と悩み、迷い、結局家に連れ帰って看取りました。

 

夫が亡くなってからは、葬儀や死後手続き、激しい疲労感、メンタル落ちまくりだったり・・・周りの助けで何とか一日ずつ過ごしながら、できることをやってきました。自分の手芸関係も11箱目の寄付発送したし、夫の本も殆どブックオフに売りました。

まだまだ物が多いけど、それでも頑張って減らしています。

 

最低限の死後手続きを済ませ、中古マンションを買って、来週引越し。

うん、本当によく頑張ってきたよ、自分。

引越し後は、片付けながら、相続と相続税申告の準備・情報収集。

仕事を増やしてもらえることになったので、今後は、仕事も少しは頑張りたい。

 

 

この不安、何なのかな・・・。

やっぱり先への漫然とした不安。想像もしていなかったことが次々起こって、気付いたら独りになってた。なにが起こるか分からない。

またこの一年のような辛い思いするの嫌だな・・・というのも大きいです。

 

ちょっと落ち着いたら、死別悲嘆の大波にのまれて溺れるんじゃないかという不安もあります。

 

 

なるようになる。    それは分かっているんですけどね。