シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

頑張りぬいた自分への娯楽費

去年5月に夫が仕事を辞めたいと言い出してから、無駄遣いはほぼなくなりました。できなくなりました。

その後、夫が休職にしてもらえたので、当面の生活費の心配はなくなったけど、将来への不安が大きすぎて、自分に必要なカウンセリングすら、費用が気になって躊躇したり。

 

今もそれは続いています。

今は、夫の保険金など大きなお金が入ってくるけど、今後は自分の稼ぎと、もらえるかまだ確定していない遺族年金のみ。物価はどんどん上がっているし、今後が不安。

マンションを買う前に、あれこれ試算して、何とかなると思ったから買ったのだけど、それでも、無駄遣いは禁物!とストッパーがかかっています。

 

でもね、疲れている今の自分に、2000円分の漫画を買うのは許していいんじゃないかな?

本当に、よく頑張っているよ、自分。

この一年、本当によく頑張った。生き延びてきた。

これからも、わんこがいてくれる間は、生き延びたい。

 

10月に夫が入院してからは、事件や検査結果通知があって、ショック受けて、それに何とか対応しようあがいて・・・やっと、少し落ち着いたかな?と思ったら次の事件・問題。夫が亡くなるまで、ずっとだった。よく、壊れなかったな、自分。頑張ったよ。

それまで苦手でできなかったのに、ちゃんと周りに助けて!って言ったよ。

辛くて立ち止まる自分を許してきたよ。

前の職場に戻れないか頼んだり、夫の転院先を一生懸命探したり、夫の病気についてネットで調べたり、今後くるであろう別れについて考えたり、葬儀の準備したり、戒名つけてもらったり、家で看取る決心したり。

本当によく頑張ったね、自分。

面会に行っても、夫は病気のせいで疲れていて、反応薄くて寂しかった時も、一人寂しさ抱えて帰った。

夫が家に帰りたいと言って、家で世話できない罪悪感に苛まれた時も。

 

もう、治らないのかな、いずれ死んじゃうのかな・・・そう思いながらも、奇跡が起きて、元気になって家に戻って欲しかったけど、そうはならなかった。

 

こうなってしまうと、5年、10年の長患いじゃなくて、夫にとっても、私にとっても、まだましだったかな・・・と思って自分を慰めようとするけど、でも、そうじゃないんだ。

気が利かないよな~、夫! とか文句言いながら、年取っていくんだと思ってたよ。

それなのに、ちんまり骨壺に収まってしまった夫。

これが夫の天寿だったんだろうね。夫は今は全てから解放されて、のびのび飛び回っているんだろうね。

でも、恋しいんだよ。ちょっとしたことを話す相手がいないのが、果てしなく寂しいんだよ。

 

だから、この辛い時期を過ごすために、多少の娯楽費は自分にあげよう。

せいぜい月に数千円~1万円のことなんだから。

あれこれ捨ててしまって、後で後悔しながら買い直すことになっても、自分を許そう。

引越し前に思い切って捨てたいものは捨ててしまおう。