シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

大混雑だった火葬場

今日は夫の告別式でした。

出席者は5人。姉の家族3人と、私と、夫の兄。義兄の付き添いで来てくれた成年後見人さんは、家族がコロナ疑いの発熱があるからと、ホテル待機でした。これまでお世話になってきたし、夫の数少ない付き合いが長い方なので、是非出席してほしかったのですが・・・。

 

まだ気持ちを文字にできないので、夫の見送りとは直接関係ない話を。

 

火葬場、大混雑でした。

間はあけてあるとはいえ、火葬のために入ってくるお棺とご遺族の列が、数珠つなぎに。火葬が終わって、遺骨を持ちかえる親族の列とすれ違う・・・。火葬後の収骨のための個室に飾られた遺影が見えたり。

空港の電光掲示板のように、「火葬が終わった人」が画面表示されるシステムになってるし・・・。情緒がない。

お骨拾いも、夫実家関係の葬儀では、体の部位を説明されてから、「では、脚の方から・・・」と一つずつゆっくり骨壺に収めたのですが、夫の場合は、お骨を拾うのは二人で一つだけで、残りは係の人がつぼに収めました。のどぼとけや頭蓋骨の説明はありましたが・・・。

しみじみと「骨になってしまったんだなぁ」と感じる間もなし。

正直、かなり不満の残る対応でした。

でも、亡くなる人が増えている今、これがぎりぎりの対応なんだろうな、とは思いました。だからと言って納得はしていませんが!

多死社会なんだな・・・。

 

夫が亡くなった後、わんこの散歩などで外出すると、これまでの日常生活を送っている人たちを見かけるので、自分だけが特殊な状態のように感じていました。

でも、多くの人にとっては楽しいGWだろうが、関係なく人は亡くなるわけで、私と同じ立場の人たちなんだな・・・と火葬場を埋め尽くしていた人たちに親近感も持ちました。眼すら合わせずすれ違うだけなのに、何となく、仲間意識。

 

家族葬で良かったです。

泣きたいだけ泣きました。夫の会社関係の人などが来てくれたら、それはそれで嬉しかっただろうけど、喪主なのでご挨拶したりもあって、自分の哀しみに浸ってもいられなかったでしょうから・・・。