シンプルライフへの遠い道

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夫の終末期:揺れる気持ち

昨夜の夫は痰が絡んで苦しそうだったので、夜2回、夜中と今朝 3回痰の吸引をしました。

多少痰が絡んでも、吸引の苦痛を思えば様子を見てもいいのか、本人には聞けないし、判断が難しいです。

昨日点滴をしたので痰が増えたのかな・・・。

午前中の訪問看護師さんに相談したら、「今の状態なら吸引は必要ないですよ」とのことで、今のところ落ち着いています。

 

今朝、担当医ではない医師が訪問診療に来てくれました。

「いつもと違う様子かどうか」で何事も判断すればいい、とのアドバイスでした。確かに。わんこの世話でもそうだものな・・・と基本に戻りました。

 

点滴はもうしない方がいいのかな・・・といつも考えてしまいます。

あとどのくらい一緒にいられるのかな・・・というのも、考えてしまいます。でもこれは、天に任せて考えないようにはしています。

 

夫は、ケアされて気持ちよさそうだったり、嫌がっていたりの表情や仕草はありますが、こちらの呼びかけに対する反応はほぼありません。

でも、痰の吸引の話をしたりすると、しかめっ面になるので、ちゃんと聞こえて理解はしています。

わんこのケアに近い感じ。表情などでこちらが読み取るしかない。

言葉があまり分からないとナメていると、実は全部理解していたりする。

 

夫が入院した10月以降、すぐに連れて帰ってずっと家で面倒を見るのは無理でした。

でも、もう少し早く連れて帰れば良かったのかな・・・と思わなくもないです。

家に帰ってきたことが、本人にとって良かったのかな? と思う時もあります。特に、私がケアに失敗して、夫が苦しんだとき。口が乾くので、人工唾液のサリベートを処方してもらって使っていたけど、夫が嫌がるので、自分でも使ってみたら、激マズ。これはダメだ・・・でした。

痰の吸引は、できるようにはなったけど、夫にとっての苦痛度は看護師さんにやってもらう時とどうなのか・・・。

 

自分だったら、ケアはプロにしてもらって、家族や友人がお見舞いに来てくれるのがいいかな・・・。それとも、最後は家で過ごしたいって思うんだろうか。