シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

混乱の中で

1日に夫に会えて嬉しかったけど、かなり動揺もしました。

ずっと唸っている夫

手を拘束されている夫

身体が拘縮し始めている夫

鼻にチューブが入っている夫

点滴に繋がれている夫

それでも、話しかけると反応がある夫  ・・・・

一か月前のリモート面会の時は、嬉しそうに笑って手を振っていたのに。どうしてこんなことに?・・・私が聞きたいのは、「コロナ感染のダメージで病状が進んだ」なんてことじゃない。

 

周りの人にも相談しました。土曜はわんこ仲間と一緒にお花見ロング散歩。

昨日は昼に姉が、夜に別のわんこ仲間が来てくれました。

 

色々な意見が。

「お金の問題もシビアだよね。傷病手当も出ているんだし、私だったら、胃ろうとかもやるかな」という人もいました。

はっきり言って、不快でした。お金のために延命?

でもそれは、今はある程度経済的な見通しは立っているからで、そうでなかったら、自分も金勘定するって知っているから、そういう自分の一面を突き付けられて嫌な気持ちになったんだということも自覚しています。

 

ご家族が終末期に痰の吸引をしていた人にも話を聞けました。

そんなにいやそうじゃなかったそうです。

勿論、その人の体調や、吸引をする人の腕前、吸引の回数などにもよると思います。でも、痰の吸引をすると楽になることも本人分かっていて、「しょうがない」な感じだったそうです。

夫は痰の吸引がしにくい体質(体型?)だそうで、嫌がっていたそうなので、他の人よりは苦痛が大きいのだとは思います。息が苦しくなっていくよりは、吸引してもらう方がいいだろうけど・・・。

 

面会して問いかけると反応もあって、相手が誰かもはっきり分かるのに、「もう終わりにしよう」とはできないよ、というのが皆の意見でした。もう意識も殆どなくて寝たきりだったら、「点滴も止めてください」って言えるけど。

今後、どのくらい面会できるかで変わるよね、というのも共通意見。短時間・週1回でも直接会えるなら、それを支えにもう少し頑張ってね、とも言えるけど、ただ病院で寝ているだけなら、苦しみの方が大きいのでは?

 

手術して胃ろうを作ろうとは思わないけど、経鼻で少し栄養を入れてみて、少しでも元気が出るのかは試してほしい気もしています。・・・そのせいで、痰が増えて、夫の苦痛が増えるのも嫌だし、悩ましい。これも、面会ができる環境なら、だけど。

 

病院に聞いてみたいことは沢山あるのに、整理ができません。でも、面会ができないかは聞いてみるつもりです。

 

 

 

こんな混乱の中、今日は新築マンションのモデルルームに行くことにしました。ここは建設中から狙っていて、夫が元気なままだったら、本気で購入検討するつもりだったところ。

新築が買えれば、今後の住み替えの時売りやすいだろうし、そこそこ値段もつくだろう、という考えで。かなり危ない賭けにはなりますが、何となく、「行け」という声が聞こえる(気がする)。

お金の問題はあるから、実際に買えるのか、実物を見たら「なんか違う」になるかもしれないけど、話を聞くのは無料ですから。

 

・・・現実逃避なのかな。