シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

看取りの話

今日は2か月ぶりに夫に直接会えました。

私のことは分かって、話しかけると返事もありました。心配していたよりは痩せてもなくて、綺麗に髪もカットしてもらっていました。

これが最後かもしれない、と思って、沢山言葉をかけました。通じたかな・・・?

 

 

恐れていた通り、看取りの話になりました。

今日の嚥下機能の検査で、反射もなくなっていて、経口摂取は無理だそうです。痰の吸引は経鼻で1日10回くらい。

今は経鼻での経管栄養はやっておらず、点滴での水分補給だけだそうです。

経鼻で薬をいれているそうで、私の希望で、効いているとは思えない薬は止めて、鼻の管は抜く方向になりました。

 

今後は、経管栄養するのか、水分補給の点滴だけにするのか、何もしないのか、だそうです。

 

「苦しいのと寂しいのは嫌だ」と言っていた夫。

先月、コロナになる前、医師の質問に、「胃ろうは嫌だ」と言っていたらしい夫。

 

直接会って、「もう助からないんだな・・・」と感じました。ずっと唸っていたし、病気の進行もあってか、足などをずっと動かし続けている夫。(不随意運動)

コロナで具合が悪かった時は、あまりに動かすので、擦り傷ができていたそうです。

 

でも、話しかけると理解して反応を返してくれる夫を、このまま見送るのか?

簡単には決められません。

 

義兄に電話で聞くと、「(夫は)親父の時に、無理な延命はかわいそうだと言っていた。でも、どうするかはあなたに決めて欲しい」と言われました。

 

 

夫のためには、「何もしない」がいいんだろうな・・・とは思います。

医師には、「水分補給の点滴も、点滴の針を入れられなくなったらできないから、それを寿命だと考える道もあります」とは言われました。

でもな・・・私は日常生活を送っているけど、夫は苦しい痰の吸引をされ、点滴を抜かないようにミトンで拘束されて過ごす。

ちょくちょくお見舞いに行けるなら、夫にそれを励みにもう少し頑張って、ともいえるけど、多分、面会は難しいまま。

 

しばらく悩みます。

こればかりは、自分で決めるしかないです。