シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

一か月ぶりのリモート面会

昨日は一か月ぶりにリモートで夫に会えました。私のことも分からなくなっているんじゃないかと心配でしたが、すぐに分かったようで、笑顔で手を振ってくれました。

リモートの電波がいまいちなのと、夫の活舌が悪くなっているのと、夫の認知低下のせいか、夫が言っていることがいまいち分からないこともありましたが・・・。

スタッフの一人に、「笑顔を初めて見ました」と言われました。元気だったころから、夫は、原家族への愛着はないから、自分の家族は妻とわんこだけ、と言っていましたが、本当にそうなのかもな・・・。

一人でいると、夫は私との結婚生活をどう思っていたんだろう?満足していたのかな?と悪い方に考える時もありましたが、昨日の様子を見て、夫の中にいいイメージの方がたくさん残っている感じがして、ほっとしました。そこはもう疑わないようにしよう。確かめようもないし。実際、夫のフォローができるのは私しか残っていないし。

 

医師との面談(看護師さんと相談員さん同席)もありました。

食事は、飲み物にもとろみをつけ、刻み食になっているそうです。次の段階に進むとペースト食。全量食べているけれど、時々食べることに疲れるのか止まっていることがあり、介助すると食べる状態。

むせたり、誤嚥したかな?という時も、本人に聞いてもあまり自覚がある返事はないそうです。

医師からは、そのうち誤嚥性肺炎になるだろうと言われました。

胃ろうは別に勧めもしないし、ケースバイケース。肺炎からの回復後の嚥下機能検査の結果で、胃ろうを選択するかの話になるでしょう、とのことでした。

その時の夫の体調で決めるしかなさそうです。

情報がなさすぎる・・・経管栄養にした場合としなかった場合、選択を迫られるときはどういう全身状態、精神状態なのか・・・千差万別とはいえ、私の中にイメージがありません。認知症高齢者とはまた違う部分もあるだろうし。

今は考えないでおこう。

 

リハビリはやったりやらなかったりで、全般的に気力はなく、起きているより寝ていたがるそうです。自宅療養中もそうだったしなぁ・・・。

アリセプトも効いていないそうです。

 

今後の療養場所については、病院側は保留な感じでした。併設の施設は入れないそうです。夫はつなぎ服(拘束具の一つ)を使っているから。

私としては、施設より、医療的対応を迅速にやってもらえるので病院希望。可能なら、このままここでお世話になりたいとは伝えました。居場所が変われば、少しは気力が出るかと期待したけど、どうやら無理な感じなので、施設に移るメリットが感じられません。季節の行事やレクリエーションも夫には楽しい刺激になる感じはないし、費用面では、夫の場合は、病院の方が負担がかなり少ないです。

担当医は、施設に移ることを希望していると思っていたようです。その誤解が解けただけでもいいとしよう。

「今後のことはまた連絡します。何か変化があったら連絡します。」でした。

 

 

自分の仕事をどのくらい増やしたいと職場に希望を出すか迷っていますが、夫を看取るまでは、夫の居場所探しが続くつもりで計画するしかなさそうです。