シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

カタツムリの歩み

「夫が治らない病気ということだけははっきりした」と医師から聞いて3週間経ちました。今週月曜日に療養型病院に転院。昨日は病院から、夫がおむつを自分で外したりいたずらしたり(排泄物を触ったりのことだろうか?)するので、つなぎの服に変更していいかの確認の電話がありました。検査入院していた病院でも、同じ問題があって、つなぎ服だったそうです。

 

        やっぱり、確実に進行していくんだな・・・

 

転院で会ったときは、敢えて夫の記憶を試す質問はしなかったこともあり、受け答えに違和感はあまりありませんでした。活舌が悪くなって、聞き取りにくくなっていました。

 

今の自分の不安を整理すると、

・今後の夫の病状変化に自分の気持ちがついていくか

・夫の療養先が予算内で見つかるか、そこで夫がそこそこ快適に過ごせるか

・夫のサポートと自分の仕事、わんこの世話、自分自身の健康管理(メンタル含めて)などのバランスがとれるか

・自分の住まい確保

・お金は足りるのか

・情報整理関係(パソコンのバックアップや、金銭面の情報整理、手続きなど)

 

今自分が行動できることは、情報関係では、まずはパソコン関係、生活費の計算。住まい関係では、物減らし。

ルールを決めて自分に押し付けるのではなく、「何か行動できたらよし」から始めています。

 

夫の化繊の浴用タオルとシャンプーブラシを処分。汚れていたし、本人の愛着がないことも知っているものを。それでも、自分が入浴するときに、「あぁ、夫のタオルがないな」と寂しくなっています。

小さな喪失を一つずつ消化していこう。

今日は、夫の本の整理を5分ほど。夫の大事なコレクションに手を付けることはできませんが、夫が転売用に重複買いしていたものや、夫も処分するつもりでここに移動していたんだな、とはっきりわかるものを少し触りました。

 

カメの歩みというより、カタツムリの歩みレベル。でも、いいんです。

現実があまりに辛いから。自分の気が紛れて、ほんの少しでも「自分のペースを大事にしながら進んでいる」と思えるなら。

 

どうしてこんなことになっちゃったのかな・・・。

これからどうなるのかな・・・。

仕方ないけど、悲しいし、寂しいです。せめて、夫と自由に面会できるようになりますように。

数か月先のことまでしか考えないようにしています。自分の老い先まで視野に入れたら、鬱まっしぐら。