シンプルライフへの遠い道

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2週間ぶりに夫に会って

今日は夫の介護保険の申請をしました。&リモート面会。

夫の入院している病院は、コロナ対策で面会禁止。リモート面会ができることも先週の担当医からの夫の病状説明の時に初めて聞きました。受付の面会管理表がちらと見えましたが、今日の予定は入院患者全体の数人のようでした。リモート面会は特別なのかも。2週間ぶりに会えました。

 

面会前に荷物を届けた時、担当医がまた話をしに来てくれました。医師も忙しいでしょうに、対応が丁寧で本当にありがたいです。

現時点では新たな検査結果は出ていないとのこと。明日、泌尿器科に診てもらい、尿の管を抜いてみて、排泄がどうなっているか確認してみるそうです。状態によって、薬を止めるか、変更するかなど対処を考えてくれるとのことで、細かく検討してもらえてありがたいです。

眼の状態は、「核上性麻痺」だそうです。(専門的な説明もしてくれました)

 

認知機能は・・・「今は大阪にいるの?」と言っていたそうです。

 

リモート面会は5分だけ。それでも最後には疲れて、「もう終わりにしたい」と言われました。多分、その前に疲れていたけど、頑張って私に付き合ってくれていたのだと思います。話すのも頭を使うから疲れるようでした。

検査のすぐ後に面会だったから、余計疲れたのもあるでしょうが、前の病院での面会の時は、30分近く大丈夫だったのにな・・・とまた哀しくなりました。最初は嬉しそうに手を振っていたから、面会そのものが嫌なんじゃないと思いたい。

顔色は良かったですが、また一歩、病状が進んでいるのを感じました。肌の感じとか、しわとか、表情とか・・・言葉では表現できませんが、家族だからこそ感じるものがありました。

 

私が以前から、「今の(夫の)状態だと、私一人では世話ができないから、家に連れて帰れなくてごめんね」と言っていたので、「もう帰れないならいいや」になっちゃったのかな・・・。

理性では、「これは病気の進行が主な原因。自分に夫を失望させ、弱らせる力があると思うなんて、勘違いもいいところ」と分かっているのですが。・・・子供が、親の離婚の原因が自分にある、自分がもっといい子だったら、両親は仲良く結婚生活を続けていたはず、と思うことがあるというのと同じパターンです。

転院の時に、「検査が多くて大変だとは思うけど、治る病気の可能性もあるから、良く調べてもらう為に頑張ろうね」と何度も言って、夫も分かったとは言っていたから、転院で絶望したとは思いたくない。前の病院がそんなに好きだったわけじゃないし。(もう覚えていないだろうけど)

 

 

こんな風に、少しずつ夫を喪っていくんだな。哀しいな。でも、仕方ないんだな。