夫が進行性核上性麻痺の疑いと言われたのが11月27日。
夫が回復する見込みはないんだな・・・
いずれ看取って、私一人になるんだ・・・ でも、どうしようもない。
そう思って、現実を受け入れる努力を続けてきました。
これまでも、私が望むレベルでは夫は私に関心がなく、フォローも協力も少なかったから、夫がいなくなっても何とかやっていける。 そう思おうとしている気がします。本当にそう思っている面もあります。
実際には、心細くて寂しいし、「以前は何か不安なことがあったら、夫と話すだけで落ち着いたのにな・・・」と思ってもいて、気持ちもこれまでの歴史も一色じゃないから、なかなか難しい。
夫が療養に入ってからは、今思えば病気のせいで、本当に私にも、二人の今後の生活にも無関心・無気力になってしまい、私は捨てられた気分で途方に暮れていました。今の私にはその頃の辛い記憶のイメージが強くて、「夫は私に無関心で助けてくれなかったし、気遣いもなかったから、いなくてもそんなに変わらないかな」と思っている時間もあります。
「元気だった頃も、私が足指骨折しても、経過を聞いてくれたことあったっけ?わんこの散歩にも行ってくれなかった。いや、一度だけ行ってくれたかな?他のことでも「無理しなくていい」とはいうけど、実際には手伝ってくれなかったから、意味なかった。”あなたの仕事なんだから、やれ”と言われなかったからましだけど。いや、そんなこと言うのは「モラハラ」だから、モラハラじゃなくてありがとうは変だよ」
そんな風に思ったり。
実際には、話を聞いて慰めてくれたり、力づけてくれたり、「好きにすればいいんだよ」と認めてくれたり・・・沢山助けてもらったのに。
一人になるのが怖いから、「いやいや、大丈夫だよ。だって、もともとそんなに夫に頼れてなかったでしょ?本当はもっと気にかけてもらったり、頼ったりしたかったけど、それが自分のニーズの半分も満たされてなくて、淋しかったよね。」と自分に言い聞かせて、諦めようとしている面もあります。
本当は夫の関心が少なくて、ずっと寂しかったんだな・・・としみじみ噛み締めてもいます。これが一番の本音かな。ずっと寂しかった・・・。
こうして気持ちの整理をしようとしていたところ、22日に夫の検査入院が決まりました。しかも、「進行性核上性麻痺じゃない感じ」と医師には告げられ・・・。
え?
腹を括るのはしんどいけど、そうするしかないと取り組み始めたところなのに、振り出しに戻るんですか、神さま。