今は夫が了解しているもの以外は、夫の物を勝手に処分するつもりはありませんが、どんなものがあるのか確認しました。
見ると、以前は物がびっしり詰まっていた引き出しなども空が多い。
入院直前にも、何か予感があったのか、その頃は気力がなくて寝てばかりだったのに、何やらごそごそと片づけをしている気配がありました。
何を片づけていたのかな・・・。
仕事用鞄には、夫の認知機能が著しく落ち始めた今年5月下旬ごろのメモがありました。会社のパソコンのパスワードが分からなくなる、メモをしても入力できなくなっていたのか、何度も会社に再設定に行っていたようです。
この頃は夫は不眠になって、精神的にも辛そうでした。
自分が壊れていくって、どんな感じなのか・・・想像もできないです。
ボーナスから現金でお小遣いを渡していましたが、その茶封筒が沢山出てきました。
確認すると、それなりの額。小銭も山ほど。
私と違って、夫はあまりお金を使わない人でした。
このお金は、夫が自分の療養費に充ててくれと言っていたので、家計とは別に取っておきます。
夫の診断を聞いて3週間。
進行性核上性麻痺は、その名の通り確実に症状が進行していく、治療法がまだない病気。まだ確定ではありませんが、ネット情報の範囲で、この病名を否定することが出来ない・・・。
私の素人判断ですが、夫は進行が速い感じ。
夫が自分の年金を受け取ることはないんだろうな・・・という気がしています。
現実に気持ちが追い付きません。でも、当たり前だよね、と自分に話しかけています。
死別の悲嘆は高い税金に似ている。
支払いを免れることはできないのだから、少しずつ払っておいた方がいい。